楽天カードのあとから分割は、請求月の1~24日までの期間中に申請すれば、当月27日の請求額に反映されます。
※引落口座登録していない場合は、10日が申請期限となります。
申請期間を過ぎると、楽天e-NAVIからあとから分割ができなくなるのでご注意ください。
このような状況に陥らないためにも、“支払いの延滞は避けるべき”です。
また、楽天カードが強制解約されてしまっている場合、楽天カードコンタクトセンターに直接電話で交渉することで、分割払いに変更してもらえる可能性があります。
本ページでは「楽天カードのあとから分割ができない原因と対処法」、そして「楽天カードの延滞ペナルティ」について解説します。
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本ページの執筆・監修者情報
クレジットカードの滞納に関する豊富な知識と経験を持つ専門アドバイザーです。自身の経験を基に、クレジットカード・ローン利用者が陥りがちな滞納リスクを的確に分析し、解決策を提供しています。
楽天カードのあとから分割払いができない5つの原因
楽天カードのあとから分割には、いくつか利用時に気をつけなればいけない注意点があります。例えば、申込期限を過ぎると「楽天-Navi」から後払い分割の申請ができなくなります。
その他、もし「楽天カードのあとから分割ができない」という状況が発生した場合、以下の原因が考えられるでしょう。
- あとから分割の申請期限が過ぎている
- 分割払いに対応していない決済履歴がある
- 割賦枠をオーバーしている
- 支払いを滞納している
- 楽天カードが強制解約されている
上記のルールを理解していないと、分割払いにするつもりだった請求がまとめて一括請求され、支払いできなくなる可能性があります。
そのような状況になる前に、あとから分割払いのルールを確認しておきましょう。
①:あとから分割の申請期限が過ぎている
楽天カードのあとから分割は、請求月の1~24日までの期間中に申請すれば、当月27日の請求額に反映されます。
※引落口座登録していない場合は、10日が申請期限となります。
上記の申請期限を過ぎると、27日引落の請求額が確定するため、あとから分割できなくなるのでご注意ください。
②:分割払いに対応していない決済履歴がある
楽天カードで決済したすべての履歴が分割払いに変更できる訳ではありません。分割払いの支払いに対応していない店舗や商品・サービスがあります。
例えば、以下のケースは、あとから分割に変更できない可能性があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
分割払いできないお支払い例
- 年間契約のサブスクサービスへのお支払い
- 語学学校の授業料のお支払い
- エステサロンへのお支払い
上記のようなケースでは、楽天カード側の問題ではないため、あとから分割払いの申請期間内であっても、分割払いに変更することはできません。
③:割賦枠をオーバーしている
通常、クレジットカードには「割賦枠」とうう、分割払い専用の利用枠が設定されています。楽天カードも例外ではなく、あとから分割を申請する際は、割賦枠内での申請が可能です。
ただし、割賦枠はカード利用情報に応じて変動するため、ご利用可能枠と割賦枠が必ずしも一致しているとは限りません。
つまり、楽天カードの割賦枠はご利用可能利用枠の範囲内で設定されます(ご利用可能枠≧割賦枠)。
割賦枠(ご利用可能額)は楽天e-NAVIの「ご利用可能枠の照会」から確認することができます。あとから分割を申請する際は、事前にご自身の割賦枠を確認しておきましょう。
④:支払いを滞納している
楽天カードの請求日(口座引落日)は毎月27日です。
※27日が土日祝日の場合はよく営業日に繰越されます。
毎月の支払いに遅れた場合、カード利用停止の措置が取られるだけでなく、あとから分割払いの申請もできなくなります。
なお、楽天カードは請求日に引落できなかった場合、翌日から4営業日の期間中、再振替が行われます。再振替期間中に口座入金することで、自動で支払いは完了しますが、ペナルティがない訳ではないのでご注意ください。
詳しくは、楽天カードの再振替でペナルティ発生!滞納1日でも信用情報は傷付く?のページをご参照ください。
⑤:楽天カードが強制解約されている
楽天カードが何らかの理由で強制解約されている可能性が考えられます。楽天カードが強制解約されると、楽天e-NAVIに(エラーコード2)が表示されます。
なお、上記のエラーコード2が表示された場合、楽天カードに問い合わせても取り消されることはありません。
楽天カードが強制解約される原因は主に以下の5つ。
楽天カード強制解約の原因
- 年間を通してカード利用頻度が極端に少ない
- 毎月の支払いを滞納している
- カード利用上限額の増額申請
- 楽天カード利用規約違反
- 他社での返済トラブル・金融事故
例えば、毎月のように滞納を繰り返している場合、突如楽天カードが強制解約される可能性があります。また、他社のクレジットカードの滞納が原因で楽天カードが強制解約されるケースもあるのでご注意ください。
楽天カードのあとから分割払いができず請求額を延滞した場合、どうなる?
楽天カードのあとから分割ができず、27日の請求額が支払えなくなった場合、以下のような延滞ペナルティが発生します。
楽天カードの延滞ペナルティ
- 遅延損害金が発生
- 信用情報に延滞記録が記録
- 楽天カードの利用制限(停止)
- 利用可能額の引き下げ
- 楽天カードの強制解約
また、数日であっても、毎月のように延滞を繰り返している場合、利用可能額の引き下げや、最悪の場合、楽天カードが強制解約されるペナルティを受ける可能性があるでしょう。
そのような状況になる前に、至急対処することをおすすめします。特に、延滞中にかかってくる楽天カードからの電話(0570069101)は無視してはいけません。
さらに、延滞期間が長期化すると、信用情報に“異動”という致命的なマイナス情報が記録される可能性があります。これは“ブラックリスト登録”を意味しています。
ブラックリスト登録期間は延滞解消後5年間です。この間は、クレジットカードを持つことができず、金融機関が提供する金融サービスを一切利用できなくなるのでご注意ください。
楽天カードのあとから分割ができない時の対処法
「楽天カードのあとから分割ができない」
「このままでは27日の請求額を延滞してしまう」
というような緊急の状況に陥っている場合、以下の対処法をご検討ください。
- 楽天カードに電話する
- リボ払いを利用する
- 一時的にカードローンを利用する
最も重要なことは、“延滞を避けること”です。
1つずつ見てましょう。
①:楽天カードに電話する
楽天カードのあとから分割払いの申請期限が過ぎてしまった場合、楽天カードコンタクトセンターに直接電話して相談することで、分割払いへの変更が間に合う可能性があります。
楽天カードコンタクトセンター
- 0570-66-6910
(営業時間9:30-17:30)
※冒頭のアナウンス終了後、スキップ番号:#2400を押してください。
なお、楽天カードコンタクトセンターにお電話する際は、契約中の楽天カード番号(12桁のカード番号)が必要なるので、お手元に楽天カードを用意しておきましょう。
②:リボ払いを利用する
あとから分割が利用できない場合、楽天カードのリボ払いを申請できないか試してみてください。楽天カードには、確定決済額をあとからリボ払いに変更することができます。
楽天カードのあとからリボ払いの特徴
- あとからリボ払いへの申請期限は最長24日まで
- 一括払いで支払済みの利用分をリボ払いに変更できる
- リボ払いに変更すると一律15.0%の利息が発生する
- リボ払い変更後の毎月のお支払い額は3,000円+手数料
- 変更後のリボ払い残高はいつもで一括返済可
楽天カードのあとからリボ払いは、引落口座に登録している金融機関によって、申請期限が異なります。代表的な金融機関の申請期限を以下の図で確認しましょう。
上記以外の金融機関をご利用の場合、ご契約者ごとに申請期限が異なります。楽天e-NAVIのご利用明細からご確認ください。
③:一時的にカードローンを利用する
カードローンを利用するのは最終手段です。
なお、以下のカードローンであれば、新規利用者を対象に30日間利息無料特典を提供しています。つまり、30日以内に返済すれば利息手数料ゼロで利用可能です。
※スマホでご覧の方は左右にスクールできます。
楽天カードの支払いを延滞して信用情報をキズ付けるくらいなら、30日利息無料特典を有効活用した方が良いでしょう。
ただし、30日以内に給料の振込などの予定がある場合のみご検討ください。
※返済できる目途がなければカードローンは絶対利用しちゃダメ!
楽天カードのあとから分割払いに関するよくある質問
①:分割払いに変更可能な期間は?
楽天カードのあとから分割の申請期間は、請求月の1~24日までです。24日までに分割払いの申請をすると、同月27日の請求額に反映されます。
ただし、引落口座を未登録の場合の後から分割の申請期限は10日までとなるのでご注意ください。
②:分割2回払いへの変更は可能?
楽天カードは、手数料無料で分割2回払いに変更可能です。2回払いに変更すると、変更申請月の27日と翌月の2回に分けてお支払いいただくことになります。
なお、分割3回払いから分割回数に応じた利息による分割手数料が発生します。
③:何回払いまで分割可能?
楽天カードでは、最大で36回までの分割払いが可能です。ただし、分割払い手数料は分割回数によって利率が異なり、割回数が多くなるほど高くなります。
※分割払いの実質年率は12.25%~15.00%
以下の表に、分割回数頃の実質年率と、1万円を分割払いした時に発生するぶんかつばらい手数料をシミュレーションしているので、参考にしてみてください。
分割回数 | 実質年率(%) | 1万円を分割払いした時の手数料 |
3 | 12.25 | 204円 |
5 | 13.50 | 340円 |
6 | 13.75 | 406円 |
10 | 14.50 | 680円 |
12 | 14.75 | 816円 |
15 | 15.00 | 1,020円 |
18 | 15.00 | 1,224円 |
20 | 15.00 | 1,360円 |
24 | 15.00 | 1,632円 |
30 | 15.00 | 2,040円 |
36 | 15.00 | 2,448円 |
分割払いを利用すると、上記の分割払い手数料が支払い総額に合算されるため、事前にどれくらいの分割払い手数料が発生するのかを確認しておきましょう。
④:分割払いとリボ払いの違いは?どっちが手数料安い?
楽天カードの分割払いとリボ払いの違いを表にまとめていますので、参考にしてみてください。
分割払い | リボ払い | |
支払い方法 | 買い物ごとにお支払い回数を指定 | ご利用金額やご利用件数にかかわらず毎月のお支払い金額がほぼ一定 |
手数料(年率) | 12.25%~15.00% (2回払いのみ手数料なし) | 一律15.0% |
メリット | 返済額・返済期間が明確 | 毎月3,000円~の定額払いが可能 |
デメリット | 毎月の返済金額を自由に設定できない | 返済期間・最終的な返済総額が不明瞭 |
返済シミュレーション | 分割払いシミュレーション | リボ払いシミュレーション |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
では、どちらが手数料が安いのか、について検証してみましょう。
例えば、ショッピング利用4万円の決済履歴を、「分割3回払い」と「リボ払い」で返済した時の最終的に支払う返済総額と返済期間をシミュレーションしてみます。
結論、分割払いの方が返済期間が短く、最終的に支払う返済総額も低く抑えることができます。
分割払い | リボ払い | |
合計返済総額 | 40,816円 | 42,248円 |
合計手数料 | 816円 | 2,248円 |
返済回数 | 3回 | 8回 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
とはいえ、本来は4万円の支払いだったのにも関わらず、分割払い/リボ払いを利用することで“余計な手数料を支払わなければいけない”という事は忘れないでください。
⑤:分割払いやリボ払いは一括返済に変更できる?
楽天カードの分割払い残高、リボ払い残高は、あとからでも一括返済に変更できます。楽天カードコンタクトセンターに直接電話する、もしくは楽天eNAVIから、一括払いの変更手続きを承っています。
ただし、一括返済のお支払い方法は「銀行振込のみ」となります。
詳しくは、こちらのページをご参照ください。
まとめ:楽天カードのあとから分割払いができない時は電話交渉を!
楽天カードのあとから分割は、請求月の1~24日までの期間中に申請すれば、当月27日の請求額に反映されます。
もし上記の申請期限を過ぎると、27日付けの請求額が確定するため、あとから分割払い(またはリボ払い)に変更することができなくうなります。
その他、下記によって、あとから分割に変更できなくなっている可能性が考えられます。
楽天カードのあとから分割ができない原因
- あとから分割の申請期限が過ぎている
- 分割払いに対応していない決済履歴がある
- 割賦枠をオーバーしている
- 支払いを滞納している
- 楽天カードが強制解約されている
クレジットカード会員資格取消などの最悪な状況を避けるためにも、“支払いの延滞は避けるべき”です。
もし27日前であれば、楽天カードコンタクトセンターに直接電話して、分割払いに変更できないか相談してみましょう。もし間に合うそうになければ、一時的に楽天銀行スーパーローンなどを利用することもやむを得ないでしょう。
※延滞により信用情報が傷付けるくらいならカードローンを利用した方が賢明です。