本ページではこんな疑問を解決します。
結論から言うと、楽天カードは強制解約されても再入会できる可能性があります。ただし、強制解約直後に再入会するのは無理。どんなに早くても半年後まで待ちましょう。
私以外にも、「強制解約されても再び楽天カードを作ることができた」という人がいるため、珍しい事ではないようです。
本ページでは「楽天カードが強制解約されても再入会できた時の状況」について詳しく解説したいと思います。
楽天カードが強制解約後に再入会できた時の話【体験談】

2枚のクレジットカードが続いて強制解約された時は、社会的信用を失ったのだと思い、かなり落ち込みました。
しかし、その半年後、ダメ元で楽天カードに申込んでみると、申請から1分もしないうちに「カード発行手続きのお知らせ」という以下のメールがと届きました。

メールを読む限り楽天カードの発行手続きが完了している…。つまり、再入会できたっぽいぞ??
ただし、「再審査したところ、お客様は審査基準を満たしていなかったため…」みたいな連絡がくる可能性もあるかもしれません。。
そんな不安と期待を抱きながら待つこと1週間。当たり前のように楽天カードが郵送されてきました。実際に届いたカードがこちら↓

銀色に輝く楽天カード!
ただし「利用可能枠:10万円」「キャッシング枠:0円」なので、強制解約された履歴が影響していることは間違いありません。
※楽天プレミアムカードを持っている時は利用可能枠200万円でした。
次に、より具体的に再入会できた時の状況を整理してみます。
楽天カードに再入会できた時の状況
私は強制解約の半年後に楽天カードに再入会することができました。これは比較的早い段階で再入会できている方だと思います。
なお、楽天カードに再入会できた時の状況は以下の通りです。
- 楽天プレミアムカードが強制解約されてから半年経過していた
- 前回のカードの利用残高はすべて清算済み(借金ゼロ)
- 強制解約されて半年間は支払いの滞納なし
- 強制解約されて半年間の間にカードローンの借金を完済していた
- 再入会した時の楽天IDは前回強制解約されたときと同じID
- 再入会した時点で楽天会員歴は10年以上
半年で再入会できた理由は定かではありませんが、楽天プレミアムカードが強制解約された後にカードローンの借金をすべて完済したことで信用情報が少し回復した可能性があります。
また、「楽天会員歴が長い」「楽天市場のヘビーユーザーだった」ことも再入会できたことに関係していたかもしれません。
ちなみに、2枚のクレジットカードが強制解約された原因は“滞納”です。しかし、2ヵ月以上の滞納はなかったため、ブラックリストに登録されることはありませんでした(詳細は以下のページをご参照ください)。
≫ 楽天カードが強制解約されてるとブラックリストに登録される?
※2ヵ月以上の滞納が続くとブラックリストに登録されます。
追記①:カード限度額を増額申請(1回目)

楽天カードに再入会して8か月が経過したので、そろそろ増額申請できるかな?と思い、楽天カードアプリからご利用可能枠:10万円→20万円に変更申請してみました。
増額申請は楽天カードアプリで「ご利用可能額をクリック」して「ご利用可能枠の変更」をクリック。あとはご希望のご利用限度額を入力するだけです。

すると、楽天カードによる利用限度額の審査が行われ、数日後に審査終了の通知がメールで届きます。

この度はお申し込みいただきありがとうございました。
ショッピングご利用可能枠変更の審査を完了いたしました。
審査後のご利用可能枠は楽天e-NAVIの「 ご利用可能額の照会」ページの
「ショッピングご利用可能枠」をご確認ください。
ご利用可能枠がお申し込み時点から変更がない場合は
審査の結果、現状維持のままとなります。 また減枠となる場合もございます。
なお、審査内容の詳細については、お答えいたしかねますので、 あらかじめご了承ください。
つまり、「申請した限度額で審査がOKだったら利用限度額が増えてますよ」とのこと。ただし、“減枠”になることもあるそうです。。
✓今回の申請内容
- 申請前の利用可能限度額:10万円
- 申請額:20万円
➥10万円UPの増額申請をしました。
審査結果は、、不合格!
利用限度額は10万円のまま。。(笑)
※減枠にならなかっただけ良かったかもしれません。。
でも諦めません。
また半年くらい間を空けてから増額申請してみます(続く)。
追記②:カード限度額を増額申請(2回目)
さて、楽天カードに再入会してから1年半が経過しました!
前回と同じように利用上限枠:10万円→20万円に増額申請した結果がこちら↓

利用可能枠が20万円になりました!
楽天カードさん、ありがとう!!!
今回、カード利用限度額がUPできた理由は以下の3つが考えられます。
- 収入がアップした
➥カードの登録情報を更新 - 楽天カードを適切に利用していた
➥毎月2~3万円のほどの利用を滞納なく続けた - 楽天プレミアムカードの強制解約から2年が経過した
➥信用情報が回復した
時間が経過すれば信用情報は回復するということは今回の申請結果で実感しました。この調子で、数年後には再び楽天プレミアムカードを持てるように頑張ります!
※プライオリティ・パスが欲しい!
強制解約された楽天カードに再入会するのは難しい

「クレジットカードは強制解約されると半永久的に再入会できない」と言われています。これはおそらく嘘ではありません。楽天カードだけが例外の可能性があります。
実際「本ページを見て楽天カードに申込したけど審査落ちした」という報告を数件いただいております。
そこで、本ページ経由で楽天カードに申込んだ人がどれくらいの割合で再入会できているかを調べてきました。
強制解約された楽天カードの再入会率は2.5%※当社調べ
結論、40人が申込みを行い、再入会できた人はわずか1人のみ。つまり、再入会率は2.5%と非常に低いことがわかりました。
✓楽天カードの再入会率の調査結果
- 調査期間:2021年5月~2021年8月(4ヵ月間)
- 申込者数:40人
- 審査通者数:1人
➥ 再入会率:2.5%
※上記の結果は楽天あアフィリエイトプログラムの承認率を参考に集計しています。
つまり、「楽天カードに再入会できる可能性はゼロではないけど、審査はかなり難しい」ということ。
なお、本ページから楽天カードに申込みをしている人はクレジットカード(楽天カードを含む)を強制解約されている経験があると仮定しています。
※強制解約の経験がなければこのページには辿り着いていないと思われるため。
ちなみに、クレジットカードの申込みして審査落ちすると信用情報にマイナスな評価が付くため、強制解約後すぐにクレジットカード(楽天カード含む)の申込は避けた方が良いです。すくなくても半年以上は待ちましょう。
その代わり、デビットカードを作ることをおすすめします。
楽天銀行のネットバンクを利用すると楽天のデビットカードを発行することができます。楽天銀行のルールを守って正しく利用していれば信用情報は回復するため、半年~1年後にクレジットカードが再発行できる可能性が期待できます。
以上、参考までに。
楽天カードが強制解約されても再入会できる例
例えば、強制解約された直後や債務整理をした後では、クレジットカード(楽天カード含む)に申込みしても間違いなく審査落ちするでしょう。
そもそも再入会が厳しいということは前提としたうえで、強制解約されても再入会できるケースについてご紹介します。
※以下に該当しない場合は再入会できないでしょう。
再入会できる例①:楽天カードの利用頻度が低くて強制解約された場合
楽天カードは滞納などのトラブルがなくても“年間利用頻度が低い”だけで強制解約されることがあります。
つまり、定期的に利用しなければ契約を維持できないということ。
✓利用が少ないと強制解約される理由
楽天カードは年会費無料にもかかわらず、以下の様々な特典が付いています。
- 新規入会特典(楽天ポイントのキャッシュバック)
- 海外旅行傷害保険
- 家族カード, ETCカード, 楽天Edy
このような特典には維持コストが発生します。カード維持コストを削減するために年間利用頻度が低いと強制解約されるケースは珍しくありません。
※年会費が発生する楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードは利用頻度が低いことが理由で強制解約されることはありません。
ただし、利用頻度が低いことが原因で強制解約されている場合は信用情報に影響がないため、再入会できる可能性が高いです。
ただし、強制解約された直後の申込みは避けた方が良いでしょう。
再入会できる例②:信用情報のキズが浅い場合
利用頻度が低いこと以外で楽天カードが強制解約される主な原因は“滞納”です。楽天カードは以下の2つの信用情報に加盟しており、会員の契約状況、返済状況を共有しています。
つまり、楽天カードの支払いを滞納、さらには強制解約された場合、上記の信用情報機関に滞納履歴および強制解約された事実が記録されるということ。これが“信用情報にキズが付く”という状態です。
信用情報にキズが付くと、クレジットカードやカードローン、さらにスマホ機種代の分割払いなどの審査に通り難くなります。
さらに、これらの記録を信用情報機関が保管する機関は「契約終了後5年以内」と定められています。ただし、信用情報にキズが付くと5年間はクレジットカードが作れなくなるという訳ではありません。
浅いキズであれば数年で消えるケースもあり、さらに浅いキズであれば「この程度なら審査に通して大丈夫だろう」と判断してくれるカード会社もあるでしょう。
あくまでも「審査に影響する」というだけ。
とはいえ、滞納が原因で強制解約された記録は浅いキズではない、ということは覚えておきましょう。
楽天カードの強制解約【Q&A】
最後に楽天カードが強制解約されて焦っている人向けに、楽天カードが強制解約されたならどうなる!?という以下の6つの疑問にお答えします。
- 強制解約されたら私生活に影響ある?
- 強制解約されたら楽天ポイントはどうなる?
- 強制解約されたら家族カード・ETCカードはどうなる?
- 強制解約されたら分リボ払い・分割払いの支払いはどうなる?
- 強制解約されたらブラックリストに登録される?
- 強制解約は取り消してもらうことはできる?
私の体験談を基にお答えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
①強制解約されたら私生活に影響ある?
結論、“ほとんど”影響はありません。
“ほとんど”というのは、光熱費や携帯料金の支払いなどをクレジットカード払いに設定している場合は、支払い方法の変更手続きが必要になるからです。
もし、コンビニ払いに変更するならコンビニ払い手数料や請求書発行手数料が発生する可能性があります。そのため、私生活にまったく影響ないとは言い切れません。
ただし、デビットカードを持っている場合は、引落カードをデビットカードに変更するだけでOKです。もしデビットカードを持っていないのであれば、今すぐ申請することをおすすめします。
※デビットカードは審査なしで発行可能です。
②強制解約されたら楽天ポイントはどうなる?
楽天カードが強制解約されても楽天会員資格(楽天ID)が無くなる訳ではありません。これまで通りの楽天IDで楽天市場を利用することができます。
そのため、楽天カードが強制解約されても楽天ポイントはそのまま。強制解約と共に無くなることはないのでご安心ください。
③強制解約されたら家族カード・ETCカードはどうなる?
家族カードとETCカードは元となる楽天カードと紐づけられているため、楽天カードが強制解約されると、家族カードとETCカードも利用できなくなります。
もし家族カードを発行している場合は、ご家族にご連絡しておいたほうがいいでしょう。また、ETCカードを利用している場合も、その他の支払い方法を用意しておいた方が良いでしょう。
④強制解約されたらリボ払い・分割払いの支払いはどうなる?
強制解約前に利用していたリボ払い・分割払いの利用残高が残っている場合、強制解約後もこれまで通りの支払いが継続します。
つまり、楽天カードが強制解約されても一括請求されることはありません。
ただし、強制解約後も滞納を続けてしまい、滞納期間が2ヶ月を過ぎると内容証明郵便による一括請求の督促状が届きます。
この時、督促状に記載された期日までに一括返済できなければ、裁判に発展する可能性があるためご注意ください。詳しくは以下のページで解説しています。
≫ クレジットカードの督促状が届いた時の対処法※内容証明郵便が届くとヤバい…
※内容証明郵便が届いた頃にはブラックリストに登録されています。
⑤強制解約されたらブラックリストに登録される?
楽天カードに限らず、クレジットカードが強制解約されてもブラックリストに登録されるわけではありません。
ブラックリスト(正式名称は“異動”情報)に登録されるための条件(ルール)は、各信用情報機関が以下のように定めています。
例えば、楽天カードが加盟する信用情報機関はブラックリストに登録する基準を以下のように定めています。
- 信用情報機関CIC:61日以上または3ヶ月以上の延滞をした場合
- 日本情報信用機構JICC:3ヶ月以上の延滞をした場合
つまり、滞納期間が2ヶ月以上続いた場合はブラックリストに登録されるということ。強制解約後の支払いは滞納せずにちゃんと返済しましょう。
⑥強制解約は取り消してもらうことはできる?
「毎月の支払いを滞納したこともないし、利用頻度が低いわけでもないのに強制解約された」という人もいるかもしれません。
このような“理由がよくわからない場合”でも、強制解約を取り消してもらうこはできないでしょう。
ちなみに、楽天カードが強制解約されると、楽天e-NAVI」に以下のエラーが表示されます。

上記の(エラーコード:2)は強制解約を意味します。
※上記のメッセージ通り「お問い合わせ」しても強制解約が取消されることはありません。。
ただし、エラーコードに表示されている通りに「お問い合わせ」しても何も解決することはありません。。
ただし「今回の解約は取り消すことはできませんが再度お申込みすることは可能です」という案内がありました。
つまり「楽天カードを使いたければもう一度審査を受けてください」ということ。ただし、強制解約後すぐに申込みしても審査落ちするのでご注意ください。
なお、楽天e-NAVIに表示されるエラーコードには6種類あります。詳しくはこちらのページをご参照ください。
≫【楽天カードの支払い遅れ】滞納ペナルティは遅延損害金だけではない!?
※今月の再振替スケジュールをご確認ください。
まとめ:楽天カードは強制解約されても再入会できる※ただし審査は厳しい
楽天カードが強制解約されたのが「利用頻度が低い」ことが原因であれば、再入会できる可能性は高いです。ただし、この場合も半年以上の期間を空けた方がいいでしょう。
毎月の支払いの滞納などが原因であれば、信用情報が回復するまで再入会は難しいでしょう。一般的には、強制解約後2年以上の期間は必要のようです。
楽天カードは再入会可能とはいえ、強制解約履歴がある人に対する審査は厳しめと言わざるを得ませんね。
とはいえ、私自身が再入会できたことも事実。なぜ強制解約されたにもかからわず、半年で再入会できたのか、考える理由は以下の通り。
- 強制解約履歴はあってもブラックリストには載っていなかった
- 強制解約されてから半年が経過していた
- 前回の強制解約時のカード利用残高はすぐに完済していた
- 前回の強制解約後にカードローンの返済を完済した
- 楽天会員歴が10年以上のベビーユーザーだった
※あくまで推測です。
私は10年以上の楽天会員履歴があるため、「止むを得ず強制解約した履歴はあるけど、まぁまぁ良いお客さん」という評価をいただけたのかも。(笑)
とはいえ、私が楽天カードに再入会できた状況と同じような状況の人は、再入会できる可能性が高いかもしれませんね。
≫年会費無料の楽天カードに申し込む
※再入会の場合は新規入会特典は受け取ることができません。