三井住友カードが勝手にリボ払いになる原因とは？【マイペイすリボ】

三井住友カードが勝手にリボ払いになる月があるのはなぜですか？リボ払いを利用した覚えはありません。一括返済に戻すことはできますか？

三井住友カードには、毎月の利用額が設定した利用額を超えた場合に自動でリボ払いになる「マイペイすリボ」という支払方法があります。

ある月の請求額が勝手にリボ払いになっているのは、この「マイペイすリボ」が設定されているからでしょう。

三井住友カードの申込時にマイペイすリボを設定していたかもしれませんね。でも、支払方法はあとからでも変更できます。

なお、リボ払いで決済済みの利用分を一括返済に戻すことはできませんが、リボ払い残高を一括返済することは可能です。

もし、身に覚えがないけどリボ払い設定になっていた、という場合は、すぐにマイペイすリボを解除し、支払方法を毎月一括払いに変更しましょう。

本ページでは「三井住友カードが勝手にリボ払いになる原因と対処法」について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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本ページの執筆・監修者情報

綿矢りさ
クレジットアドバイザー

クレジットカードの滞納に関する豊富な知識と経験を持つ専門アドバイザーです。自身の経験を基に、クレジットカード・ローン利用者が陥りがちな滞納リスクを的確に分析し、解決策を提供しています。

三井住友カードが勝手にリボ払いになる原因とは？

「毎月の引落額が少ない気がするけど、そんなもんかな」と思っていたけど、得した気分になって特に気に留めていない、という人は要注意。

三井住友カードの支払方法にリボ払い「マイペイすリボ」が設定されている可能性があります。

リボ払いが危険ことは知っているので、自分でリボ払いを設定するはずがありません。勝手にリボ払いに変更されている気がします。

お気持ちはわかりますが、三井住友カードが勝手にお客様の支払方法をリボ払いに設定することはありません。
※カード申込時の初期設定では毎月一括払いが初期設定されています。

“身に覚えはないけど、勝手にリボ払いに設定されていた”という場合、以下の原因が考えられます。

なお、マイペイすリボは三井住友カード発行後でも解除・変更可能です。三井住住友カードのWEBサービス「Vpass」からお手続きください。

①：カード申込時にマイペイすリボの申込みをした

三井住友カードの申込フォームには、マイペイすリボの設定を選択する項目があります。これをうっかり選択して申込みすると、カードご利用時の支払方法がリボ払いなってしまいます。

上記の申込フォームでマイペイすリボの申し込むを選択していた可能性があります。とはいえ、申込時のことなんて覚えていない…かもしれません。

これがよくある、“三井住友カードが勝手にリボ払いになっていた”という原因です。

②：マイペイすリボ登録＆利用条件のキャンペーンに応募した

三井住友カードは、マイペイすリボの登録および利用で、ポイントが貰えるキャンペーンを実施しています。

上記のようなキャンペーンに申込みしたことをきっかけに、支払方法がリボ払い設定になっている可能性があります。心当たりはありませんか？

“ポイントを受取った後にリボ払い設定を解除すればいい”と思って申込みしたけど、その後すっかり忘れていた、というケースは珍しくありません。

つまり、三井住友カードが勝手にリボ払いに変更したわけではなく、“自分でマイペイすリボを設定したことを忘れているだけ”の可能性があるでしょう。
※三井住友カードが勝手にリボ払いに設定することはありません。

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三井住友カードのマイペイすリボは一括返済に変更できる？

身に覚えがないリボ払いであっても、すでに決済済みのリボ払いの利用分は、一括返済に変更することはできません。

ただし、確定済みのリボ払い残高は、一括返済することができます。

三井住友カードのリボ払い残高の一括返済は、「臨時のお支払い」という流れで、以下の方法によりお支払い可能です。

それぞれの支払い方法をチェックしてみましょう。

①：口座引落でのお支払い

口座引落による一括返済は、お客様のご契約内容に応じた申込期限があります。詳しくはVpass Myページよりご確認ください。

ただし、一括返済の申込後、実際にお支払いが完了する当日までのリボ払い手数料が発生するため、一括返済希望の場合は早めにご精算した方が良いでしょう。

詳しくは、口座引落による臨時のお支払いをご参照ください。

②：銀行振込によるお支払い

銀行振込によるお支払いは、事前申込が必要です。こちらのページからお手続きください。

なお、次回の請求額（引落額）がすでに確定している場合、次回以降の請求額からでなければ一括返済に変更できないのでご注意ください。
※一括返済のお申込み後、お支払い当日までのリボ払い手数料が発生します。

詳しくは、銀行振込による臨時のお支払いをご参照ください。

③：ATMでのお支払い

三井住友カードの提携ATMからリボ払い残高の一括返済が可能です。なお、ATMでのお支払いは事前申込みの必要はありません。

なお、次回の請求額（引落額）がすでに確定している場合、次回以降の請求額からでなければ一括返済に変更できないのでご注意ください。
※一括返済のお申込み後、お支払い当日までのリボ払い手数料が発生します。

ご利用可能なATMは、以下のページでご確認ください。

≫ 三井住友カードの提携金融機関ATM
≫ 三井住友カードの提携コンビニATM

三井住友カードのマペイすリボは危険！使わない方がいい理由とは？

リボ払いはなぜに危険として避けられているのか、その理由を理解していますか？

リボ払いにすると毎月リボ払い手数料が発生するからでは？

確かにその通り。でも、リボ払いを使わない方が良い理由は他にもあります。

三井住友カードのマイペイすリボを設定している方は、リボ払いには以下のような危険性があるということを理解しておいた方が良いでしょう。

なお、どうしても資金繰りが厳しい…という場合は、“分割２回払いがおすすめ”です。三井住友カードの分割払いは２回払いまでなら手数料無料で利用可能です。

①：年率15%のリボ払い手数料が発生する

三井住友カードのマイペイすリボを利用すると、リボ払い残高に応じて年率15%の手数料が発生します。

例えば、月々5,000円払いのマイペイすリボを設定している時の返済シミュレーション結果を、以下の表にまとめているのでご確認ください。

※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。

上記の通り、リボ払いの利用額が増えるほど、支払わなければいけない手数料は増える傾向にあります。

例えば、リボ払いを使ったとしても月5万円もないから手数料は特に気にならない、という場合でも、毎月のようにリボ払いを利用すれば、気付かぬうちにリボ払い残高が○十万円超え…という状況に陥るかもしれません。

もし月5万円のリボ払いを半年続ければ、リボ払い残高が30万円超え。リボ払い手数料だけで11万円以上の負担となります。

②：いつ返済が把握できなくなる

例えば、三井住友カードで10万円の利用額を月々5,000円のリボ払いにした場合、1ヶ月のみなら返済回数は10回、つまり10ヵ月後に返済完了します。

ただし、毎月10万円の利用を半年続けた場合、いつ返済が完了するか把握できますか？

こがリボ払いの恐ろしいところです…。

三井住友カードのマイペイすリボは、月々の最低返済額が5,000円から設定可能です。毎月のクレカ利用額は10万円をこえているのに、返済額は月々5,000円（＋リボ払い手数料）だけ。普通に考えると“やばい…”と感じるはずです。

でも、人間は状況に甘んじるもので、滞納している訳でではないし、支払を催促されるわけでもないので、“いつか返済すれば大丈夫”と思って状況に軽視しがちです。

でも、そのいつかがいつになるのか把握できなくなるのがリボ払いの仕組み。

事態の深刻さに気付いたころには、“いつまでたってもリボ払い残高が減らない…”という状況に陥り、高額な借金を背負ってしまうかもしれません。

ちなみに、リボ払い残高が100万円を超えた場合、最終的に支払うリボ払い手数料は57万円以上にまで膨れ上がります（支払総額は157万円超え）。

③：信用情報にマイナスの影響を及ぼす

三井住友カードは以下の信用情報機関に加盟しており、顧客との契約内容やクレジットカードの利用/返済情報を報告・共有しています。

三井住友カードのマイペイすリボのリボ払い残高は信用情報に記録されます。これは負債（借金）と見なされるため、信用情報にマイナスの影響を及ぼす可能性があるのでご注意ください。

たとえば、他社のクレジットカードや銀行融資（自動車ローンや多目的ローンなど）に申込みする時、審査において不利になる可能性があるでしょう。比較的入会しやすい楽天カードでも審査落ちする可能性があります。

そして、もしも毎月の返済を滞納してしまった場合、信用情報に滞納履歴までもが記録され、ますます信用情報に傷付けることになります。

そのため、不必要なリボ払いは利用しないのが一番。

もし、“三井住友カードが勝手にリボ払いになっていた”という場合は、今すぐ解除（一括払いに変更）することをおすすめします。

三井住友カードのマイペイすリボを止める方法【解除方法】

三井住友カードのマイペイすリボは、カード発行後でもあとから解除（一括払いに変更）可可能です。

すでに三井住友カードを解約している、もしくは強制解約されている場合、Vpassにログインできなくなっているため、リボ・分割デスクに直接電話する必要があります。

なお、マイペイすリボの解除が支払方法に反映されるまでに、通常1週間程度の時間がかかります。解除申込み後、すぐに一括払いに変更されるわけではないのでご注意ください。

また、すでに確定済みのリボ払い利用額分については、一括払いに変更後も引き続きリボ払いでのお支払いが続きます。
※ただし、リボ払い残高は臨時返済という形で一括返済可能です。

詳しくは、「マイペイすリボ」取り消しのお手続きをご参照ください。

三井住友カードのリボ払いに関するよくある質問

①：リボ払いになる支払いと一括払いにになる支払いがあるのはなぜですか？

三井住友カードのリボ払い「マイペイすリボ」は、事前に設定した金額を超えた場合のみ、リボ払いでのお支払いき切り替わる仕組みです。

引用：マイペイすリボ

そのため、1ヶ月のカード利用額が設定金額を下回る場合は通常一括払い、設定金額を上回った場合のみリボ払いでのお支払いが適用されます。

②：リボ払いで決済された利用履歴は後から一括払いに変更できますか？

身に覚えがないリボ払いであっても、すでに決済済みのリボ払いの利用分は、一括返済に変更することはできません。

ただし、確定済みのリボ払い残高は、以下の方法により一括返済することが可能です。

なお、三井住友カードのリボ払い残高の一括返済は、「臨時のお支払い」という流れお申込みすることになります。

③：三井住友カードが強制解約された場合、リボ払い残高はどうなりますか？

三井住友カードが強制解約されても、リボ払い残高の返済はこれまで通り続きます。強制解約されても返済義務が無くなる訳ではないのでご注意ください。

強制解約されると三井住友カードは使えなくなりますよね？それなのにりリボ払いは返済しなくちゃいけないんですか？

リボ払い残高は借金なので、クレジットカードの会員資格が取消されても借金が無くなる訳ではなく、返済はこれまで通り続けなくてはいけません。

なお、強制解約後にリボ払い残高の返済を滞納した場合、残高を全額一括請求される可能性があります。その他、様々なペナルティが発生するでしょう。

まとめ：三井住友カードが勝手にリボ払い設定されることはない！至急マイペイすリボの解除を

三井住友カードは、勝手にリボ払い「マイペイすリボ」が設定されることはありません。カード申込時の支払方法は一括払いが初期設定されています。

もし、“身に覚えがないのに支払方法がリボ払いになっていた”という場合、以下の原因が考えられます。

つまり、自分でリボ払い設定したことを忘れている可能性があります。

とはいえ、マイペイすリボは三井住友カード発行後でも解除・変更可能です。三井住住友カードのWEBサービス「Vpass」からお手続きください。

身に覚えはないけど「マイペイすリボ」が設定されていた…という場合は、今すぐ一括払いに変更することをおすすめします。リボ払い残高が増える程、返済負担も増え続けます。

三井住友カードのマイペイすリボを利用していると、さまざまなリスクに晒される可能性があります。使い方を間違えると信用情報を傷付けてしまい、三井住友カードが強制解約されてしまう恐れもあるでしょう。

そのような状況になる前に、不必要なリボ払いは絶対に避けるべきです。

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