結論から言うと、一括払いが難しい場合、楽天カードに電話して正直に事情を説明すれば、分割交渉に応じてもらえるはずです。
もし「今すぐ支払えないから滞納を放置している…」という方は、楽天カードに電話して分割交渉をしてみてください。
本ページでは「楽天カードの滞納額を分割払いする方法(心得)」と「分割払いのデメリット」について解説します。
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本ページの執筆・監修者情報
クレジットカードの滞納に関する豊富な知識と経験を持つ専門アドバイザーです。自身の経験を基に、クレジットカード・ローン利用者が陥りがちな滞納リスクを的確に分析し、解決策を提供しています。
楽天カードが払えない時、分割交渉は可能?【原則不可】
1度でもクレジットカードの支払いを滞納してしまうと、“1日遅れても問題ないじゃん”と思うようになり、“滞納癖”が付く人は多いかも。
ただし、楽天カードは再振替中に支払いしても滞納ペナルティが発生します。
楽天カードの滞納は、思っている以上に深刻な問題です。“滞納額が今すぐ返済できる額ではない…”という場合は、分割払いを交渉することをおすすめします。
- 原則、滞納時の分割払いは不可
- 楽天カードから一括請求された時の分割払い交渉手順
- 分割払いできない(交渉できない)ケース
上記について解説しますので、参考にしてみてください。
※正直に事情を説明すれば、分割払いに変更してもらえるはずです。
①:原則、滞納時の分割払いは不可
滞納時、楽天カードは支払いを待ってもらえません。また、原則として分割払いを認めず、ただちに滞納額全額を一括払いしなければいけません。これは、「期限の利益喪失」によるものです。
第21条(期限の利益喪失)
会員は、次のいずれかに該当する場合には、何らの通知、催告を受けることなく当社に対する一切の未払債務について当然に期限の利益を喪失し、その債務全額を直ちに支払うものとします。
- 会員が1回払のカードショッピング又はカードキャッシングを利用した場合において、当該支払金の支払を1回でも遅滞した場合。
期限の利益とは、毎月決まった期限までに毎月定額の返済をすればそれ以上の返済(残りのローン残高)は請求されない、という債務者の権利(利益)のこと。
ただし、上記の規約に記載されている通り、もし支払いを滞納した場合は、期限の利益を喪失し、債務全額を一括払いしなれければいけません。
もし楽天カードから滞納額の一括請求が来たという場合、すでに2ヵ月以上滞納が続いているはずです。
このまま一括請求の支払いに応じず、滞納を続けた場合、債権譲渡や裁判のリスクが極めて高くなるのでご注意ください。
※楽天カードの強制解約され、ブラックストとにも登録されます。
②:楽天カードから一括請求された時の分割払い交渉手順
「楽天カードから一括請求がきた」
「でも今すぐに払えない…」
このような場合、楽天カードに直接交渉することで、分割払いに変更してもらえる可能性があります。
なお、分割払いを交渉すルタイミングですが、これまでに何度も楽天カードから支払催促の電話がかかってきているはずです。この時に、分割払いの相談をすることも可能です。
もしくは、楽天カード(お問い合わせ)に直接電話をして、支払方法についてご相談してみてください。
ただし、分割払いの交渉(お願い)をする際、以下の3点を伝えることが重要です。
楽天カードの分割交渉時の心得
- 支払う意思があることを伝える
- 支払が難しい状況であることを伝える
- いつ頃までに支払えそうかを伝える
とにかく、分割交渉時には誠意を伝えることが、今後の手続きを円滑に進めてもらえるかどうかの分かれ道となります。
なお、分割払いに応じてもらえるかどうかは、個々のケースにより異なりますが、交渉によって条件を緩和してもらえる可能性があるでしょう。
③:分割払いできない(交渉できない)ケース
残念ながら、ずべてのケースで分割交渉できる訳ではありません。
以下のケースは、すでに債権(滞納金を請求する権利)が第三機関に譲渡されているため、楽天カードと交渉することができない事態に発展しています。
楽天カードの分割交渉ができないケース
- 債権回収会社に債権譲渡されている
- 裁判所からそじょうや支払催促が届いている
パルティール債権回収株式会社から支払催促状が届いている場合、楽天カードに問い合わせしても対応してもらえません(債権が譲渡済みのため)。
また、すでに裁判沙汰に発展している場合も、分割交渉することはできなくなります。
つまり、楽天カードの一括請求の分割交渉ができるのは、債権譲渡や裁判に発展する前まで。目安としても滞納2ヵ月以内と覚えておきましょう。
楽天カードが払えない時に分割交渉するデメリットとは?
分割交渉をすることで一時的な負担は軽減できるかもしれませんが、以下のようなのデメリットが伴います。
- 遅延損害金が発生する
- 利用停止は解除されない
- 強制解約される可能性がある
つまり、“分割払いは一時しのぎ”にすぎません。
分割払いにすることで利息手数料が増え、実質的な返済負担が増します。そのため、根本的な解決にはならないということは覚えておきましょう。
①:遅延損害金が発生する
楽天カードの滞納額を分割払いに変更してもらえたとしても、当初の支払期限を過ぎているため、滞納状態であることは変わりません。
楽天カードの支払いを滞納した場合、滞納日数に応じた遅延侵害金が発生します。
楽天カードの遅延損害金率
- ショッピング利用:14.6%(年率)
- キャッシング利用:20.0%(年率)
以下の式で算出される遅延損害金が、追加請求されるため、実質的な返済負担は増えます。
遅延損害金
=滞納額×利率÷365×滞納日数
上記のとおり、滞納日数が長くなるほど遅延損害金は増加する傾向にあることにご注意ください。特に、楽天カードのキャッシング利用の遅延損害金は高額になる傾向があるので中おください。
“分割払いをする”ということは返済期間が長くなる、つまり“滞納日数が長くなる”ことを意味します。よって、返済総額は増えるため、むしろ状況を悪化させるリスクがある、ということを覚えておきましょう。
②:利用停止は解除されない
楽天カードの支払いを滞納中の場合、カード利用停止の措置がとられます。つまり、楽天カードの新規取引ができなくなります。
そのため、仮に滞納額の分割払いに変更してもらえた場合でも、滞納額全額を完済するまでカード利用停止の措置は解除されないのでご注意ください。
③:強制解約される可能性がある
楽天カードが分割払いに応じてくれたとしても、今後の契約が継続するとは限りません。そのまま強制解約され、2度とカードが使えなくなる可能性もあるでしょう。
例えば、カード利用停止の措置が発生している最中に、分割払いの交渉を行った場合、分割払いへの変更はOKでも、それ以降の契約を維持できない可能性を示唆されることがあります。
つまり、現在の滞納額を分割払いで完済しても、カード利用停止の措置は解除されることなく、そのまま楽天カードが強制解約されるケースがあるでしょう。
例えば、こんな感じ↓
上記のエラーコード2は取消不可です。残念ですがカード裏面に記載の電話番号に問い合わせしても強制解約が取り消されることはありません。
また、楽天カードの強制解約履歴は、信用情報に記録され、他のクレジットカード会社や銀行などの金融機関に共有されます。
もし楽天カード以外にもクレジットカードを持っている場合は、連鎖的に他社クレジットカードも強制解約される可能性があるでしょう。
その他も、滞納期間が2ヵ月以上経過している場合は、ブラックリスト登録などのペナルティが発生し、日常生活にも影響をおぼよす可能性があります。
まとめ:楽天カードが払えない時は電話で直接分割交渉して!
以下の状況の場合、楽天カードに連絡して分割払いを交渉(お願い)することをおすすめします。
「一括請求の督促状が届いた」
「今すぐ払えず滞納を続けている」
「支払催促の電話に怖くて出られない」
ただし、分割払いに変更してもらえたとしても、根本的な解決にはなりません。以下のデメリットが伴うことにご注意ください。
滞納額を分割払いするデメリット
- 遅延損害金が発生する
- 利用停止は解除されない
- 強制解約される可能性がある
分割払いにすることで「返済負担が軽くな」「返済期間が猶予される」と思っている人は誤解しています。
滞納額の分割払いに応じてもらえたとしても、滞納状態であることには変わりません。そのため、滞納額を完済するまでは遅延損害金が発生し、利用停止の措置は続きます。
さらに、そのままクレジットカードの会員資格が取消しされる可能性が高い、ということは覚悟した方が良いかもしれません。
※返済能力がないと判断され、契約を維持することができなくなります。
もし楽天カード以外にも、複数のクレジットカードやローンの返済を滞納、もしくは返済不能な状況に陥っている場合は、根本的な解決方法を検討すべきでしょう。
詳しくは、【2024年最新】借金問題の96%以上が任意整理で解決!その理由(ワケ)とは?のページをご参照ください。