メルペイスマート払い

メルペイスマート払いは審査なし?ブラックリストでも利用可能?

メルペイスマート払いは審査なし?ブラックリストでも利用可能?
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メルペイスマート払いは信用情報の審査がないんですよね?ブラックな人でも利用できますか?

メルペイスマート払いは、2019年4月から始まったメルカリアプリで利用可能な後払い決済サービスです。

サービス開始当初は、メルカリの利用実績を基に信用スコアを算出するメルカリ独自の審査により、信用情報がブラックな人でも利用可能な後払い決済アプリとして話題を集めました。

しかし、2024年現在では、メルペイスマート払いの審査基準に信用情報のチェックが行われるようになっているため、ブラックな人は利用できない可能性が高いでしょう。

株式会社メルカリは信用情報機関の加盟事業者です。そのため、審査時には信用情報が参照され、さらにメルペイの返済を滞納した場合は、信用情報に滞納履歴が記録されるのでご注意ください。

つまり、メルペイスマート払いは信用情報と無関係ではありません。

本ページでは「メルペイスマート払いの特徴」「メルペイ定額払いとの違い」について解説します。

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メルペイスマート払いの特徴と審査基準

メルペイスマート払いは、株式会社メルカリが提供する後払い決済サービスです。主に、以下のような特徴があります。

メルペイスマート払いの特徴

  • 1ヵ月分をまとめて翌日払い
  • 決済手数料が無料
  • メルカリの売上残高を支払いに利用可
  • メルカリの売買実績が審査される

メルペイスマート払いの最大の特徴は、メルカリの売買実績が重視されて利用上限額が決まるということ。

メルペイスマート払いは“独自審査”によって後払いの利用上限額が評価されます。独自審査では、過去のメルカリ売買実績が重要な評価対象となっています。

通常、後払い決済サービスを利用するためには、信用情報機関が管理する私たちの信用情報(クレジットカード契約履歴や借入/返済履歴などのお金に関わる個人情報)が審査されます。

そのため、過去にクレジットカードを滞納したり、強制解約されている場合、もしくは信用情報ブラックな人は審査落ちする可能性があり、サービスを利用することができません。

一方、ルペイスマート払いでは、信用情報だけでなく、メルカリの売買実績が審査されるというユニークな特徴があります。
※ただし、利用上限額が与えられるか否かは、審査結果次第です。

メルペイスマート払いの審査基準とは?

メルペイスマート払いのサービスが開始された当初は、「メルペイスマート払いの審査では、信用情報ではなくメルカリの売買実績により利用上限額が評価される」とされていました。

しかし、2024年現在では、メルカリの売買実績だけでなく、信用情報も審査対象になっていることがオフィシャルサイトで公表されています。

メルペイスマートマネーの主な審査基準は、以下の通りです。

  • 申し込み条件を満たしているか
  • 安定した収入があるか
  • メルカリの利用実績
  • 信用情報に問題はないか
  • 申し込み内容に不備はないか

引用:mercari column

つまり、現在のメルペイスマート払いは、クレジットカードなどの審査と変わらない審査基準を設けていると考えら方が良いでしょう。

そのため、信用情報がブラックな人はメルペイスマート払いを利用できない可能性が高いです。

メルペイスマート払いの利用上限額を上げる方法

メルペイスマート払いの利用上限額は、最大50万円です。

ただし、メルカリユーザー46人にアンケート調査を行った結果、利用上限額は30万円(目安)が最高額だったため、50万円の利用枠が付与されるケースは極めて稀かもしれません。

以下の図は、メルカリユーザー46人の利用実績と利用限度額の調査結果をまとめたグラフです。

利用上限額が10万円以上の場合、メルカリの取引実績は利用上限額にあまり影響していないことが読み取れます。この場合、メルカリよりもメルペイの利用実績(利用頻度/返済実績)が影響するかもしれません。

現在、メルペイ利用上限額が10万円以上という場合、メルカリの売買実績を伸ばしても利用限度額に影響しない可能性があります。それよりも、メルペイの利用実績を伸ばした方が効果があるかもしれません。

一方、メルペイ利用上限額が10万円未満という場合は、メルカリ売買実績、およびメルペイ利用実績を伸ばすことで、利用限度額UPが期待できるでしょう。

メルペイスマート払いは滞納してもブラックリスト入りしない、は嘘!?

「メルペイスマート払いは信用情報の審査なしで利用できるため、滞納してもブラックリストに登録されない」という噂があります。

これは半分本当で、半分ウソ。

この議論には、メルペイを運営する①メルカリ株式会社は信用情報機関の加盟事業者であること、さらに②ブラックリスト登録には条件があること、を考慮する必要があります。

結論からいうと、メルペイスマート払い2ヵ月以上滞納するとブラックリストに登録される可能性があります。

1つずつ見てみましょう。

①:メルカリ株式会社は信用情報機関に加盟している

メルペイスマート払いを運営するメルカリ株式会社は、信用情報機関:株式会社シー・アイ・シーに加盟しており、ユーザーとの契約内容や利用/返済状況を報告・共有しています。

メルカリが提供・共有する情報

  • 氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証など
  • 契約の種類、契約日、契約額、貸付額などの支払いに関する情報
  • 利用残高、割賦残高、年間請求予定額、さらに滞納などの支払い状況に関する情報
  • 支払い状況に関する情報について苦情等があり(支払停止抗弁の申し出を含む)調査中である旨

上記にある通り、メルカリはユーザーとの、ユーザーとの契約内容や利用/返済状況を信用情報機関に報告しており、その中には滞納などの支払いに関する情報も含まれます。

②:ブラックリスト登録には条件がある

ブラックリストとは、信用情報に“異動”というマイナス情報が記録された状態のことです。
※「異動が記録」=「ブラックリスト登録」と理解しましょう。

メルカリが加盟するCICでは、ブラックリスト登録(信用情報に異動を記録)の条件を以下のように定めています。

ブラックリスト登録の条件

  • 返済日より61日以上または3ヵ月以上の支払い遅延(延滞)があるものまたはあったもの
  • 返済ができなくなり保証契約における補償履行が行われたもの
  • 裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)

引用:信用情報開示報告書

上記のとおり、メルペイスマート払いを2ヵ月以上滞納した場合、ブラックリストに登録されることが定められています。

ただし、メルペイスマート払いは「割賦販売法」の適用を受けていません。そのため、滞納情報が信用情報に登録されるか否かは実際に信用情報を開示請求してみないと確認することができません。
※割賦販売とは、分割払いで商品を販売すること。

とはいえ、2ヵ月以上の滞納は“裁判所が破産を宣告”するに匹敵する金融事故であることは認識しておいた方が良いでしょう。

つまり、信用情報に記録されないから大丈夫と言える状況ではありません。

メルペイ定額払いの審査は厳しめ※ブラックな人は利用不可

2020年7月より、メルペイは「メルペイ定額払い」という新しい決済サービスを導入しました。主な特徴は以下のとおりです。

メルペイ定額払いの特徴

  • 一括払いを毎月1,000円~の定額払いに変更できる
  • 定額払い後に支払金額を変更できる
  • 年率15%の金利手数料がかかる
  • 20歳未満は利用不可
メルペイ定額払いは、支払い額を分割することで月々の支払額を低額に抑えることができます。ただし、年率15%の手数料がかかる決済サービスです。
それって、リボ払いでは?

そのとおり。

メルペイ定額払いは名前が違うだけで、クレジットカードやカードローンのリボ払いと同じ返済方法です。
※返済残高(元本)に応じて年率15%の利息手数料が発生します。

ただし、メルペイ定額払いは誰でも利用できる訳ではありません。

メルペイ定額払いを利用する際は、信用情報の審査が行われるため、過去に他社で返済トラブルを起こしていたり、ブラックリストに登録されている人はは利用することができません。

では、メルペイスマート払いとメルペイ定額払いには、どのような違いがあるのでしょうか。以下で簡単に解説します。

メルペイスマート払いとメルペイ定額払いの違い

メルペイスマート払メルペイ定額払い
利用上限金額50万円50万円
審査方法信用情報を基に審査信用情報を基に審査
支払い方法一括払いリボ払い
利息手数料なし年率15%
遅延損害金年率14.6%年率14.6%

※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。

いずれの審査においても信用情報がチェックされます。そのためどちらもブラックな人は利用できません。

両者の違いについて、最も注意すべきはメルペイ定額払いの利息手数料です。

たとえば、メルペイ定額払いで5万円利用した場合の支払い額は、以下のとおり計算されます。

例)メルペイ定額払いの返済例

  • 定額払い利用額:50,000円
  • 月々の返済額:5,000円

→ 支払い回数:11回
→ 支払い総額:53,746円

つまり、利息手数料で53,746円が発生します。

ただし、滞納のペナルティーはこれだけではありません。。

メルカリは信用情報機関のCICに加盟しているため、滞納情報は信用情報に記録されます。つまり、メルペイ定額払いを滞納するとさまざまなペナルティが発生します。

また、長期にわたって滞納が続いた場合、債権を第三者(債権回収会社)に委託するケースもあるためご注意ください(参照:メルカリガイド注意点)。

まとめ:メルペイスマート払いは審査あり【2024年最新情報】

メルペイスマート払いのサービスが始まった当初は、メルペイスマート払いはメルカリの売買実績が審査対象とされていたため、信用情報ブラックな人でも利用できる後払い決済サービスとして話題を集めました。

ただし、2024年現在では、メルペイスマート払いの後払い可能枠は信用情報の審査に基いており、ブラックな人は利用できない可能性が高いでしょう。

メルペイスマート払いの審査基準

  • 申し込み条件を満たしているか
  • 安定した収入があるか
  • メルカリの利用実績
  • 信用情報に問題はないか
  • 申し込み内容に不備はないか

また、メルペイスマート払い(後払い)の利用額を、翌月一括払いから毎月定額払い(1,000円~)に変更できるメルペイ定額払いというサービスもあります。

ただし、“メルペイ定額払いは年率15%のリボ払いということにご注意ください。毎月の返済残高に応じて利息手数料が発生します。

「リボ払いは借金」というイメージは世間に浸透してきました。でも借金は名前を変えて私たちの身近にたくさん潜んでいます。

ZOZOTOWNツケ払い
LINEポケットマネー
ペイディ

などなど。スマホさえあれば借金とは気付かずに使ってしまいそうな借金がたくさんあります。

利息手数料が発生する決済方法はすべて借金です。メルペイ定額払いを利用する場合は、“借金”という自覚を持って計画的にご利用ください。