バンドルカードがやばいと言われる理由は、ポチっとチャージ(後払い決済サービス)の手数料が金利換算すると最大金利200%を超えるためです。
※3,000円のチャージ金額の場合
その他にも、バンドルカードは多重債務に陥りやすく、返済できなくなれば裁判になり財産差押えが強制執行される、などのリスクがあります。
本ページでは「バンドルカードがやばい・危険と言われる理由」について解説します。
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バンドルカードとは?チャージ式プリペイドカード
バンドルカードは2016年9月からサービスを開始したチャージ式プリペイドカードです。年齢制限がなく誰でも利用可能です。
バンドルカードの特徴をまとめると、以下のとおり。
- カードタイプは3種類
- 年齢制限なしで誰でも利用可能
- VISA加盟店なら実店舗でも使える
- 後払いができるポチっとチャージ
上記の特徴に、“バンドルカードはやばい”と言われる特徴が含まれています。
1つずつ見てみましょう。
①:カードタイプは3種類
バンドルカードには以下の3種類のカードタイプがあります。
3種類のカードタイプ
- バーチャルカード
- リアルカード
- リアルカード+(プラス)
それぞれのカードタイプの特徴を表にまとめました。
バーチャルカード | リアルカード | リアルカード+(プラス) | |
物理カード (発行手数料) | なし | あり (300円) | あり (600円) |
利用可能場所 | オンラインサイト (VISA加盟店のみ) | オンラインサイト とVISA加盟実店舗 | オンラインサイト とVISA加盟実店舗 |
月間チャージ上限額 | 12万円 | 12万円 | 200万円 |
1回のチャージ上限額 | 3万円 | 3万円 | 10万円 |
利用限度額 | 10万円 | 10万円 | 100万円 |
審査 | なし | なし | あり |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
②:年齢制限なしで誰でも利用可能
バンドルカードは未成年の方でも利用可能なプリペイドカードのため、クレジットカードが作れない中高生でもVisaカードを持つことができます。
なお、利用する際は事前チャージが必要なので、使い過ぎや借金を負うリスクはありません。
※ただし、審査ありのポチっとチャージは借金を負うリスクあり。
③:VISA加盟店なら実店舗でも使える
バンドルカードはVISA加盟店舗で利用することができるため、実質国内のクレジットカード払いOKの全店舗で利用可能。
ただし、バーチャルカードはオンラインサイト(ECサイト)のみでしか利用できないのでご注意ください。
実店舗で利用する場合は、リアルカード、もしくはリアルカード+(プラス)にアップグレードして物理カードを発行してもらう必要があります。
※リアルカード+(プラス)には審査があります。
④:後払いができるポチっとチャージ
バンドルカードは事前チャージ式のプリペイドカードですが、審査を受けることで後払い決済オプション「ポチっとチャージ」を利用することができます。
ポチっとチャージの特徴
- 1回あたり3,000円~5万円の後払い決済サービス
- 支払期限は利用月の翌月末日
- 対象年齢は18歳以上
※2023年12月4日から対象年齢が13歳→18歳に変更されました
詳しく見てみましょう。
バンドルカードがやばい理由、危険性とは?
バンドルカードはプリペイドカードとして利用するだけなら特に問題ないでしょう。ただし、ポチっとチャージには要注意。
「バンドルカードのポチっとチャージがやばい」と言われる理由をまとめていますので参考にしてみてください。
- 手数料がやばい高額(年率200%超え)
- 支払いが遅れると遅延損害金が発生
- 返済できなければ裁判で訴えられる
1つずつ見てみましょう。
①:手数料がやばい高額(年率200%超え)
バンドルカードは事前チャージ式のプリペイドカードとして利用するだけなら問題ありません(手数料は発生しません)。
ただし、1ヶ月分の利用額を翌月一括払いできる後払い決済機能「ポチっとチャージ」を利用した場合、最大年率200%を超える手数料が発生します(以下参照)。
利用額 | 手数料 | 金利(年率) |
3,000円~10,000円 | 510円 | 207%~62% |
11,000円~20,000円 | 815円 | 90%~50% |
21,000円∼30,000円 | 1,170円 | 68%~48% |
31,000円∼40,000円 | 1,525円 | 60%~46% |
41,000円∼50,000円 | 1,830円 | 54%~45% |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
※金利(年率)の数値は小数点以下を四捨五入しています。
ちなみに、ポチっとチャージの利用可能額は3,000円~5万円。仮に5万円を利用した場合は、年率45%に相当する手数料1,830円が発生します。
ちなみに、クレジットカードは原則翌月払いの後払い決済サービスですよね。1回払いなら手数料無料で利用できます。
※その他、ポイント還元や盗難補償・海外旅行傷害補償などの特典あり。
クレジットカードと比較した場合、バンドルカードは手数料が高いだけで利用するメリットがないと言って間違いないでしょう。。
②:支払いが遅れると遅延損害金が発生
バンドルカードのポチっとチャージは、利用月の翌月末に一括払いしなければいけません。
もし、支払期日を延滞した場合、延滞日数に応じて年率14.0%の遅延損害金が発生し、利用手数料とは別で追加請求されます。
たとえば、5万円の利用額(チャージ金額)を30日間延滞した場合の請求額は、手数料込みで52,405円になります。
請求額の計算例
請求額=利用額(5万円)+手数料(1,830円)+遅延損害金(575円)
=52,405円
【延滞損害金の計算】
5万円×0.14÷365日×30日(延滞日数)
=575円
さらに長期にわたって延滞が続いた場合、裁判で訴えられる可能性があるのでご注意ください。
③:返済できなければ裁判で訴えられる
「支払いを延滞しただけで裁判になるわけない…」と思った人は、“借金のやばさ”を甘く考えすぎているかもしれません。
バンドルカードの利用規約には以下のように明記されています。
第 33 条(裁判管轄)
本規約に基づく取引に関して、利用者と当社との間に紛争が生じた場合、訴額のいかんにかかわらず、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
引用:バンドルカード利用規約
つまり返済トラブルが生じた場合、裁判により未払い金を請求するということ。
もし裁判所命令による請求に応じなければ、財産差押えが強制執行され、銀行口座や勤務先からの給与・賞与の差し押さえ、さらに不動産・車、自宅にある市場価値(転売可能な価値があるもの)まで差押えの対象になります。
日本には『少額訴訟』という10万円以下の請求額でも訴訟可能な超簡易的な裁判制度があります。
少額訴訟の特徴
- 請求額10万円以下で訴訟可能
- 訴訟費用は1,000円
- 裁判当日に判決が下される簡易的な制度
少額訴訟は、法律の知識がない人でもフォーマットに従って申請書を作り、訴訟を起こせる裁判制度です。10万円以下の請求の場合は訴訟費用1,000円なので、バンドルカードの未払い請求時には少額訴訟で訴えられるでしょう。
もし裁判になれば、バンドルカードの滞納額だけでなく、滞納期間中の遅延損害金や、訴訟費用などの手数料を含めた金額が一括請求されます。
このような事態になる前に、今すぐ対処が必要です。
もし、バンドルカードの他にもクレジットカードのリボ払いや消費者金融カードローンの借金を抱えている場合は、債務整理を検討した方が良いケースもあるでしょう。
債務整理とは?
弁護士や司法書士が代理人となり、債権者と直接交渉して借金を減額したり、裁判所を介して借金を免責する(借金がなくなる)手続きのこと。債務整理には主に以下の3つの種類があります。
- 任意整理
(利息をカットして元本のみを返済) - 個人再生
(借金総額を1/5~1/10に減額) - 自己破産
(すべての借金を全額免責)
詳しくは、【2024年最新】借金問題の96%以上が任意整理で解決!その理由(ワケ)とは?のページをご参照ください。
バンドルカードよりクレジットカードがおすすめな理由
バンドルカードはチャージ式プリペイドカードに過ぎません。さらに後払い決済オプションのポチっとチャージは手数料が高額。
ぶっちゃけ、バンドルカードを利用するメリットはないでしょう。
たとえば、最も利用者数の多い楽天カードとバンドルカードの特徴を比較した結果を表にまとめていますので参考にどうぞ。
バンドルカード | 楽天カード | |
対象年齢 | なし (ポチっとチャージは18歳以上) | 18歳以上 (高校生除く) |
カード発行手数料 (年会費) | 0~600円 (なし) | なし (なし) |
支払日 | 利用月の翌月末 | 利用月の翌月27日 |
支払方法 | 一括払い | 一括払い 分割払い リボ払い |
利用手数料 | 最大1,830円 (年率54%相当) | 一括払い:なし 分割払い:12.25~15.0%(年率) リボ払い:15.0%(年率) |
ポイント還元 | なし | あり |
入会特典 | なし | 最大5,000円のキャッシュバック特典 |
保証特典 | なし | 盗難補償 海外旅行傷害補償 |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
上記の表で比較するだけでも、バンドルカードよりもクレジットカードを利用するメリットが多いことがわかりますね。
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バンドルカード「ポチっとチャージ」に関するよくある質問
最後に、バンドルカードの「ポチっとチャージ」に関する以下の質問に回答します。
- ポチっとチャージの返済方法は?
- ポチっとチャージの審査では信用情報を見られないってホント?
- ポチっとチャージは延滞しても信用情報に影響しないってホント?
- ポチっとチャージは踏み倒しできる?
ぜひチェックしてみてください。
①:ポチっとチャージの返済方法は?
ポチっとチャージとは、事前チャージすることなく、1ヶ月分の利用額(チャージ額)を翌月一括払いすることができる後払い決済サービスです。
※分割払い・リボ払いはできません。
ポチっとチャージは以下の方法によるご返済に対応しています。
なお前述した通り、ポチっとチャージは利用額(チャージ額)に応じて510円~1,830円の手数料が発生します。
※手数料を年率換算すると、最大200%超えの金利に相当します。
②:ポチっとチャージの審査では信用情報が見られないってホント?
ポチっとチャージを利用する際は審査が必要です。
ただし、バンドルカードを運営している株式会社カンムは信用情報機関に加盟していないため、ポチっとチャージ申込み時に本人確認書類の提出や信用情報が参照されることはありません。
そのため、バンドルカードの利用履歴がない人や、ポチっとチャージの希望利用限度額を高く設定した場合は、審査に通らないケースもあるでしょう。
とはいえ、信用情報機関が管理する信用情報を参照しないため、一般的なクレジットカードよりは審査基準は緩めです。
※返済能力がない人や多重債務者でも借入できる、という危険性があります。
③:ポチっとチャージは延滞しても信用情報に影響しないってホント?
クレジットカードやカードローンなどは、運営会社が信用情報機関(CIC, JICC)に加盟しているため、支払いの延滞情報は私たちの信用情報に記録されます。
たとえば、楽天カードは強制解約されやすいクレジットカードと言われているため、滞納や途上与信には警戒した方が良いでしょう。
なお、バンドルカードを運営している株式会社カンムは信用情報機関に加盟していません。
そのため、バンドルカード(ポチっとチャージ)の支払いを延滞しても、信用情報に延滞履歴が記録されることはなく、他社のクレジットカードや銀行融資(マイカーローンや多目的ローン)などの審査に影響することはありません。
ただし、延滞期間が2ヶ月以上になり、債権回収会社(弁護士法人)から内容証明郵便による一括請求の督促状が届くようになった場合、延滞履歴は信用情報に記録され、ブラックリストに登録されてしまうためご注意ください。
※延滞期間が2ヶ月以上続いた場合、ブラックリストに登録されます。
④:ポチっとチャージは踏み倒しできる?
バンドルカードの利用規約には「利用者と当社との間に紛争が生じた場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。」と記載されています。
つまり、踏み倒しは不可。
もし延滞を続けた場合は、債権回収会社に少額訴訟を起こされ、裁判所命令による財産差押えが強制執行されるでしょう。
詳しくは、バンドルカード(ポチっとチャージ)は踏み倒し不可【滞納半年以上で裁判の可能性あり】のページをご参照ください。
まとめ:バンドルカードのポチっとチャージはやばい借金!
バンドルカードがやばい・危険と言われる理由は、ポチっとチャージ(後払い決済サービス)の手数料が金利換算すると最大年率200%を超えるためです。
※3,000円のチャージ金額の場合
詳しくは、以下の表をご参照ください。
利用額 | 手数料 | 金利(年率) |
3,000円~10,000円 | 510円 | 207%~62% |
11,000円~20,000円 | 815円 | 90%~50% |
21,000円∼30,000円 | 1,170円 | 68%~48% |
31,000円∼40,000円 | 1,525円 | 60%~46% |
41,000円∼50,000円 | 1,830円 | 54%~45% |
※スマホでご覧の方は左右にスクロールできます。
※金利(年率)の数値は小数点以下を四捨五入しています。
ぶっちゃけ、18歳以上(高校生を除く)であれば、クレジットカードを作った方が利便性が高く、さらにお得です。
たとえば、楽天カードは手数料無料で翌月払い(毎月月末締めの翌月27日払い)が利用でき、ポイント還元や盗難補償・海外旅行傷害補償が年会費無料で付いています。
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