楽天モバイルは、ご利用料金を1ヶ月以上滞納すると利用停止になります。
もし滞納期間が2ヵ月以上続いた場合、楽天モバイルが強制解約され、2度と利用できなくなります。
楽天モバイルの料金を滞納すると、私たちの信用情報に返済に関するマイナス情報が記録され、強制解約された場合は重大な返済トラブルとして信用情報にキズが付きます。
本ページでは「楽天モバイルが強制解約された時のペナルティ」について、さらに「強制解約後の再契約」について解説します。
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楽天モバイルが強制解約される原因を解説
急にスマホが使えなくなると困りますよね。
楽天モバイルやその他の格安SIMスマホは、以下の理由により強制解約される可能性があります。
- 2ヵ月以上の滞納で強制解約
- 180日間未使用で自動解約
それぞれのケースを見てみましょう。
①:2ヵ月以上の滞納で強制解約
楽天モバイルの支払いを2ヵ月以上滞納した場合、契約回線が強制解約され、2度と使えなくなります。
※強制解約後の再契約はできません。
楽天モバイルが利用停止になっても、2ヵ月以内に未払い額の支払いが完了すれば利用制限は解除されます。なお、滞納中は050-5444-8675から支払催促の電話がかかってくるので至急対処するようにしてください。
もし、滞納期間が2ヵ月を過ぎた場合、楽天モバイル回線が強制解約され、さらに同回線で利用していた電話番号も使えなくなるのでご注意ください。
②:180日間未使用で自動解約
楽天モバイルは未使用状態でも毎月1,078円(税込)のデータ利用料が発生します。
※データ利用量3GBまで一律1,078円(税込)
ただし、現在楽天モバイルが提供している「Rakuten最強プラン」では、契約回線の未使用状態が180日間続いた場合、自動解約されます。
未使用状態とは?
- 楽天モバイルのデータ通信が0GB
- 楽天モバイルの通話利用回数が0回
たとえば、楽天モバイルを契約中のスマホを180日間電源OFFにした状態にすれば自動解約されます。
一方で、SMSを受信するなど0.1GBでも利用履歴がある場合、自動解約されることはありません(2023年10月時点)。
楽天モバイルが強制解約されるまでの流れ
楽天モバイルの支払いが遅れても、すぐに利用停止になったり強制解約されることはありません。
滞納が原因で楽天モバイルが強制解約されるまでの流れは以下のとおりです。
- 滞納翌日~:SMSが届く
- 滞納翌日~1ヶ月:督促状が届く
- 滞納1~2ヵ月:回線の利用停止
- 滞納2~3ヵ月:回線の強制解約
- 滞納3ヵ月~:一括請求・法的措置
「数日程度なら支払いが遅れても大丈夫」という訳ではないの気を付けてくださいね。
1つずつ確認しましょう。
①:滞納翌日~:SMSが届く
楽天モバイルの支払日は登録している支払い方法によって異なります。
楽天モバイルの請求・引落日
- クレジット/デビットカード
→ 毎月11日頃に請求(カード決済実行) - 口座振替
→ 毎月27日に指定の銀行口座から引落し
※27日が土日・祝日の場合は翌営業日に引落が行われます。
もし上記の期日を過ぎてもお支払いが完了できないない場合、楽天モバイルから「引落不可のお知らせ」というSMS(ショートメッセージが)届きます。
※クレジット/デビットカード払い払いは、カード会社が定める請求日に引落ができなかった場合、滞納扱いとなります。
なお、この時点はSMSが届くだけで楽天モバイルは通常通り利用できます。
ただし滞納日数に応じて、携帯利用料金に対して14.5%の延滞利息、スマホ機種代を分割払いしている場合は分割払い残高に対して3.0%の遅延損害金が追加請求されます。
②:滞納翌日~1ヶ月:督促状が届く
楽天モバイルの滞納発生後~1ヶ月の間に、【重要】楽天モバイル督促状発送のお知らせという通知がきて、その後自宅にコンビニ払込票(ハガキ)が届きます。
※コンビニ払込票の発送には220円の請求書発行手数料がかかります。
もし、コンビニ払込票が届いた後も滞納状態が続いた場合、楽天モバイルが利用停止されてしまうのでご注意ください。
③:滞納1~2ヵ月:楽天モバイルの利用停止
楽天モバイルの滞納状態が1ヵ月以上続いた場合、【重要】楽天モバイルご利用料金未払いによる利用停止という通知が届きます。
つまり、契約中の楽天モバイルが利用できなくなります。
ただし、楽天モバイルの利用再開が可能な期間は滞納発生後2ヵ月まで。
※滞納期間が2ヵ月以上になると未払い額を清算しても利用再開できません。
楽天モバイルの利用停止後、再びコンビニ払込票が発送されるので、強制解約される前に至急ご精算ください。
④:滞納2~3ヵ月:楽天モバイルの強制解約
楽天モバイルの滞納が2ヵ月以上が経過すると【通告】楽天モバイル料金未払いによる契約解除という通知が届きます。
つまり、楽天モバイルが強制解約されたということ。
ちなみに、強制解約されても未払い額の支払い義務は継続します。引き続き、督促状の発送・支払催促が行われます。
⑤:滞納3ヵ月~:一括請求・法的措置
楽天モバイル強制解約後、携帯利用料金+延滞金+遅延損害金+請求書発行手数料を一括請求されます。
それでもなお、支払いに応じず滞納を続けた場合、債権回収会社に債権が譲渡されます。
(債権譲渡)
契約者に一定の期間、利用料金の不払い等の事情がある場合、契約者に対して有する利用料金その他の債権を、法務省の認可を得た債権管理回収業者に譲渡することができるものとします。
債権回収会社は借金回収の専門業者です。法的措置を講じて借金の回収を行います。
※違法な取立行為は行われません。
もし債権回収会社による支払請求にも応じない場合、最終的には裁判で訴えられ、財産差押えが強制執行されます。
楽天モバイルの強制解約で発生するペナルティ(5コ)を解説
楽天モバイルの滞納が続いて「利用停止になった」「強制解約された」というケースは珍しくありません。
もし楽天モバイルが強制解約された場合、以下のペナルティが発生します。
- 楽天モバイルを2度と利用できない
- 楽天カードが強制解約される可能性あり
- 信用情報がキズ付く
- 未払い額が一括請求される
- 裁判になる可能性あり
1つずつ見てみましょう。
①:楽天モバイルを2度と利用できない【再契約不可】
楽天モバイル強制解約後に再契約はできません。さらに楽天モバイル回線で利用してた電話番号も引き継げなくなるのでご注意ください。
さらに、楽天モバイルが強制解約された場合、他の電機通信事業者との契約にも影響が生じる可能性があります。
つまり、“楽天モバイルが使えなくなるだけ”では済みません。
②:楽天カードが強制解約される可能性あり
楽天モバイルは楽天モバイル株式会が提供する通信サービスです。もちろん、楽天カード株式会社とは関連会社です。
楽天モバイルの強制解約情報は、楽天カードの途上与信(会員資格の見直し)に影響します。
楽天カードをご利用中の方は、楽天モバイル強制解約後に楽天カードの利用限度額が減額されたり、楽天カードまでも強制解約される可能性があるでしょう。
③:信用情報がキズ付く
楽天モバイルは信用情報機関に加盟しており、契約者の関する個人情報を提供・共有しています。
楽天モバイルが加盟する信用情報機関
- 株式会社シー・アイ・シー
(加入指定信用情報機関)
【提供情報】
・氏名,住所,電話番号,勤務先などの本人情報
・契約日,借入額,利用残高などの契約内容
・返済状況や支払いの延滞に関する情報
・強制解約,債権譲渡等に関する情報
参考:個人情報の取扱いについて
つまり、信用情報がキズ付き、他社との契約にマイナスの影響を及ぼす可能性があるということ。
さらに、楽天モバイルが強制解約されるタイミングで“ブラックリストに登録される”のでご注意ください。
④:未払い額が一括請求される
楽天モバイル強制解約後、携帯利用料金+延滞金+遅延損害金+請求書発行手数料を一括請求されます。
それでもなお、支払いに応じず滞納を続けた場合、債権回収会社に債権が譲渡されます。
楽天モバイルは格安SIM回線のため、一括請求されたとしても1万円未満の請求額で済むはずです。
ただし、信用情報に記録される情報は、自己破産をした時と同等の重大な金融事故として記録されるということは知っておくべきでしょう。
⑤:裁判になる可能性あり
楽天モバイルの強制解約、債権譲渡、一括請求後もなお、支払いに応じない場合、最終的には裁判に発展する可能性があります。
契約解除後も未払い料金をお支払いいただけないと、法的措置を講じる場合があります。
「法的措置を講じる」とは「裁判で訴える」ということ。
もし裁判になれば、裁判所命令による支払請求、もしくは訴訟が送られてきて裁判が始まります。裁判になれは当然敗訴し、請求額の支払い命令が下されるでしょう。
その後も裁判所の支払い命令に従わない場合、財産差押えが強制執行され、真っ先に銀行口座や給与の振込が差し押さえられます。
※車や不動産などの財産も差し押さえられます。
その他、裁判所の執行官が自宅に訪問し、財産となる所有物をチェックするため、家族や同居人にも裁判沙汰になっていることが知られてしまいます。
このような状況になる前に、至急対処した方良いでしょう。
以下に当てはまる人は要チェック!
- 複数のクレジットカードを利用中…
- 消費者金融カードローンを契約中…
- 複数社の返済を滞納中…
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楽天モバイル滞納中の支払い方法
楽天モバイルが強制解約されると信用情報がキズ付き、ブラックリストに登録されるリスクがあることは理解できたと思います。
現在楽天モバイルの支払いが遅れている…という方は、最悪な状況になる前に以下の方法で至急ご返済ください。
- コンビニ払込票(ハガキ)で支払う
- 楽天カードで引落の場合は再振替・銀行振込
1つずつ見てみましょう。
①:コンビニ払込票(ハガキ)で支払う
お手元にコンビニ払込票(ハガキ)がある場合は、全国のコンビニでお支払い可能です。
なお、ご請求金額に応じて以下のコンビニ払い手数料がかかります。
ご請求金額 | コンビニ払い手数料 |
1万円未満 | 66~110円 |
5万円未満 | 110~220円 |
5万円以上 | 330~550円 |
※手数料払い手数料はコンビニによって異なります。
その他、コンビニ払込票をご利用する際は、以下の注意点をご確認ください。
楽天モバイル・コンビニ払込票の注意点
- コンビニ払込票の発送には220円の請求書発行手数料がかかっている
- コンビニ払込票の再発行には通常7~12日かかる
- コンビニ払込票を紛失した場合、再発行可能期間を過ぎると再発行できない
なおコンビニ払込票がない場合は、my楽天モバイルからお支払いすることも可能です。
②:楽天カードで引落の場合は再振替・銀行振込
楽天モバイルの返済方法に楽天カードを紐づけている場合、27日の支払日に口座残高不足で引落不可となっても翌日から4営業日のみ再振替が行われます。
※27日が土日・祝日の場合は翌営業日に繰り越しされます。
再振替期間中に口座入金すればOKです。
今月の再振替スケジュールは、楽天カードの支払が遅れるとどうなる?のページでご確認ください。
再振替期間を過ぎている場合は、楽天カードアプリ:楽天e-NAVIにログインして未払い額のお振込み先情報(指定の銀行口座情報)をご確認ください。
まとめ:楽天モバイルは滞納2ヵ月で強制解約【再契約はできない】
楽天モバイルの利用料金を2ヵ月以上の滞納すると強制解約されます。強制解約後は再契約することはできず、同回線の電話番号も使えなくなります。
※未払い額を支払っても強制解約は取り消されません。
ただし、滞納によるペナルティは楽天モバイルの強制解約だけではありません。ブラックリストに登録、債権譲渡、最終的には裁判で訴えられる可能性さえあります。
滞納期間 | 起こること/ペナルティ |
---|---|
翌日~ | ・SMSで「引落不可のお知らせ」が届く ・信用情報に滞納履歴が記録される |
~1ヶ月 | ・支払い催促状(ハガキ)が発行 ・楽天モバイルの利用停止通告 |
1~2ヵ月 | ・楽天モバイルの利用停止 ・支払い催促状(ハガキ)が再発行 |
2~3ヵ月 | ・楽天モバイルの強制解約 ・ブラックリストに登録 |
3ヵ月~ | ・債権譲渡 ・一括請求 ・裁判(法的措置) |
もし滞納期間が2ヵ月以上、もしくは利用停止から1ヶ月以上が経過すると、楽天モバイルが強制解約され2度と復活することはありません。
また、楽天モバイルは他社電気通信事業者と顧客情報を共有しているため、強制解約後に他社での新規回線契約ができなくなる場合があります。
このような状況を避けるためにも、楽天モバイルが強制解約される前に至急対処する(滞納額を清算する)ことをおすすめします。