新型コロナウイルスの影響により、世界経済が揺れ動いています。
日本においてはそもそも謎の消費税増税による消費の縮小があり、さらに今回の新型コロナウイルスによる個人の経済活動の自粛モード、そして東京オリンピックの中止(or 開催地変更)の可能性までもが出てきている状況です。
そんな中、世界の主要7か国がらなるG7があらゆる手段を講じて新型コロナウイルスによる世界経済の減速を回避するとの声明が発表されました。
こnうしたニュースを見て、新型コロナウイルスはそもそもそんなに世界経済に影響をあたえるほどのリスクになるのですか…と思いました。
新型コロナウイルスの感染被害の特徴
- 10歳未満の感染者の死亡ゼロ
- 60歳未満の感染者の死亡率は0.6%
- 感染者の死亡リスクは高齢者と基礎疾患のある方
私の検討違いなのか、感染被害を数字で把握する限りでは世界経済を揺るがすほどの被害をもたらすとも思えません。
むしろインフルエンザの方が極めてリスクが高いのではないかと思います。
さらに言えば交通事故による死亡リスクのほうが…。
なにか… 新型コロナウイルスについて見落としている問題があるのか。
感染者数、死亡者数では把握できない被害が何かあるのかもしれません。
例えば、死には至らないが何かしらの後遺症が残る可能性がある、とか感染者の生殖機能が失われる、もしくは生物兵器としての可能性など…。
まだ把握できていない被害があるかもしれませんので引き続き調査してみたいと思います。
さて、連日テレビで新型コロナウイルスについて根拠も具体的な危険性も示さずに国民を煽ったおかげで個人の消費の自粛、そして日本経済の縮小が2次被害として問題視されはじめてきていますね。
その一方で、今年のインフルエンザの感染者数が例年に比べて劇的に減少しているのをご存知でしょうか。
これは、新型コロナウイルスに過剰に警戒したおかげで、同時期に毎年流行するインフルエンザの予防になったためであると推測できます。
【新型コロナウイルス感染予防の影響】今年のインフルエンザ患者数が極端に少ない理由

これは今年を含む過去3年間の11月~3月までの全国で報告されたインフルエンザの患者数をグラフ化したものです。
- 赤:今年(2019ー2020年)
- 青:去年(2018ー2019年)
- 緑:一昨年(2017ー2018年)
グラフで見て一目瞭然の通り、赤色で示した2019年末から現在までの患者数は12月をピークに減少していることが確認できます。
例年では1月から2月にかけて流行時には毎週2万人以上のインフルエンザ患者が出ていますが、それと同時期の今年は1万人にも達しておらず、例年の3分の1程度の患者数になっています。
さらに言えば、昨年の11月からの12月にかけては例年以上の患者数が報告されており、この段階では例年を大きく上回るインフルエンザの流行が発生する可能性があったことがわかります。
しかし、2020年を境に流行のピークが抑えられインフルエンザ患者数がなだらかに減少していますね。
では、この時期何があったのでしょうか。
そう、みなさまもご存知の通り中国武漢市で新型コロナウイルスが蔓延しているニュースが連日報道されるようになり、中国人旅行者の多い日本でも感染拡大の警戒が強まりましたね。
新型コロナウイルスの予防が、毎年同時期に流行を迎えるインフルエンザの予防につながった結果だと言えます。
インフルエンザ流行を防いだコロナ警戒はいつから始まった?
では、具体的には日本でいつごろから新型コロナウイルスが認知されはじめていたのでしょうか。
検索により自動でニュース記事を収集できるWEBモニタリングサービスを利用して新型コロナウイルス過去の報道をチェックしてみましょう。

※ このQlipperというサイトは面白いので是非使ってみてください!!
上の図は検索したキーワードに関するニュース記事の報道日と件数をグラフで表したものです(小さくてわかりにくい方はQlipperのリンクをチェックしてみてください)。
グラフ上では武漢/武漢以外/海外その他/死者/クルーズ船の5つのキーワードで検索をかけた結果になります。
この結果、最初に日本でコロナウイルスのニュースが報道されたのは2019年12月31日になります。
その当時のニュースが下の記事になります。
その後、2020年1月9日に原因不明の肺炎が新型のコロナウイルスであることが判明し、さらにワクチンの開発に数年を要する可能性を示唆する報道もできており、オリンピック開催への懸念の声でははじめた頃です。
その後、1月中旬頃には武漢市以外への感染が拡大している事が判明し、さらに日本では集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」のニュースが連日報道されるようになり、日本人の警戒心が高まり、マスクの爆買いが始まり全国的な品薄状態になりましたね。
つまり、この頃にはすでに日本人の新型コロナウイルスに対する警戒心が強くなり予防対策をしていたために、1月からのインフルエンザ患者数が急激に減少していたのんでしょう。
※データは確認できませんが、もしかすると毎年のマスクの売上高とインフルエンザ流行期の患者数には相関関係があるかもしれませんね。
新型コロナウイルスに対する警戒心から生まれる感染者への偏見
日本では連日感染者が出た…とう報道ばかりを流していますが、その一方で回復し完治している患者がいるのも事実です。
現在のコロナウイルス感染状況を見てみると、感染者数の増加は世界的には減速傾向にあり、回復者数は急増してきています。
現在の感染者数93,158人に対して回復者数は50,690人に上ります。
さらに右下のグラフの緑色のプロットが回復者数を表しています。
このように、新型コロナウイルスに感染したけれども完治している患者も多くいるのです。
ましてや、高齢者や基礎疾患のある方を除けば例え感染しても症状は軽いということも知られている事実です。
≫【60歳未満感染者の致死率0.6%】新型コロナウイルス感染者の多くは軽い症状
そうした事実があるにもかからわず、連日のニュースに不安を煽われコロナウイルスに対して過剰に反応していまうことは、既に完治した患者さんに対する偏見や差別につながりかねません。
現状でもアジア人に対する偏見は発生していますね。
偏見を持たれる我々アジア人だからこそ、その痛みを理解しているはず。
たとえ新型コロナウイルスによる感染者(or 完治した方)がいたとしても、それが中国人であっても、自分が受けて苦しい偏見や差別を他者に向けることがないことを願いばかりです。
そのためには、現状で理解されている正しい知識を身に付けておくことが重要だと思います。