社会問題

【ベーシックインカム】財源的に日本は実現可能!? 残る課題は構造改革

【ベーシックインカム】財源的に日本は実現可能!? 残る課題は構造改革
ベーシックインカムって実現されるとすごいよね。考えればメリットしかないと思うんですけど、期待しちゃってもいいのかな??
判子制度すら廃止にできないIT後進国の日本がこんな革命的な社会保障制度を導入できるとは思えないなぁ。アメリカで導入されるのであればそれに続くこともありえるかもだけど。

確かにそうですね。。

今回のコロナ渦での政府の対応を見ていれば、抜本的な構造改革は必須だろうし、現状の日本の政治には期待できない政策かもしれません。。

ベーシックインカムとは??

年齢を問わずすべての国民に対し生活するために必要な最低限のお金を定額給付する新たな社会保障制度の思想。

実は、欧米ではすべにベーシックインカムの社会実験の動きが過熱し始めており、世界的にも注目されている新たな社会保障制度です。

欧米のベーシックインカム社会実験

  • フィンランド
    → 2017年から2年間にわたるベーシックインカムの社会実験を実行
  • イギリス
    → ジョンソン首相が新型コロナウイルス対策でベーシックインカムの導入を検討
  • アメリカ
    → カリフォルニア州でベーシックインカムの実証実験が開始
  • ドイツ
    → 2020年8月から3年にわたるベーシックインカムの社会実験がスタート

日本ではコロナ渦になってからよく耳にするようになったベーシックインカムですが、実は数年前から著名人の間では少子高齢化が進む今後の日本における新たな社会保障制度として、時折おり議論されていました。

例えば、ホリエモン氏やひろゆき氏、最近では元大阪府知事の橋本徹氏もベーシックインカムについて議論されている番組を見かけたことがありませんか??

以下、ABEMA(アベマ)プライムでも橋本氏とひろゆき氏によって熱い議論が交わされていました。

≫ 続きを『ABEMAプライム』で視聴する

\初回登録なら月額960円が無料/

クリックするとABEMAプライム公式サイトへ飛びます。
無料体験はいつ終わるかわからないので、お早めにどうぞ。

こうしたベーシックインカムの議論を聞く限り、聞けば聞くほどメリットしかなく、さらに財源的にも実現は可能であり、残る課題は既存組織の抜本的な構造改革のみ、という印象を受けます。

年齢的にも年金が確保されているような現状の逃げ切り世代(ご老人たち)が舵取りをする現在の政治において、そうした抜本的な構造改革は実現性に乏しいと思わざるを得ません。

一方で、政治とは関係のない個人が引き起こすムーブメントによって、ベーシックインカムの議論が盛り上がりを見せています。

その発起人が元ZOZOの前澤氏です。

私もリツイートさせていただきました。

ただ私の場合、もしベーシックインカムが導入されれば間違いなく生活コストの低い東南アジアへ移り住むをことを考えます。

このように考えるのはおそらく私だけではないはず。

そうなると、日本からベーシックインカムを受け取りながらも日本で消費をしない、ということも問題視されるかもしれません。

もしくは、そもそも「国民が働かなくなるのでは??」っという懸念が一番の問題になるでしょう。

ただ、昨今の年金問題、少子高齢化問題、さらには第一次ベビーブーム世代が75歳に達する2022年を目の前にした現在において、高齢者医療費増の問題は最重要課題と言わざるを得ません。

これはつまり、既存の社会保障制度が現在および将来において機能しなくなってきていることを意味するでしょう。

そのため、既存の社会保障制度システムに変わる新たな社会保障制度としてベーシックインカムが注目され始めているのです。

ベーシックインカムは国民の格差を拡大させ個々の競争が激化する社会を創造する

ベーシックインカムで加速する格差社会ベーシックインカムが導入された未来を誰しもが想像していることでしょう。

あなたの想像する未来はどのような社会ですか??

私の考える社会を結論から申し上げると、ベーシックインカムの導入は現在の格差社会をよりいっそう加速させ、競争が激化する社会になると考えます。

最低限の生活費が無条件にもらえるということは、働かなくても生活することができる世の中になるはずです。

「みんなが幸せでハッピーな暮らし」っと思いきや、日本人においてはそうならないと考えます。

その理由は、残念な日本人特有の国民性にあります。

日本人は他人との比較でしか物事を
判断・評価できない残念な国民性

「隣の芝生は青く見える」とはまさにその通りで、特に日本人は他人を気にして勝手に比較し不満を並べる傾向にあると思いませんか??

経済的に最低限を生活を送ることができたとしても、それが国民一人ひとりがハッピーな暮らしになるとは限らないのです。

つまり「最低限の生活ができる」ことと「幸せな暮らし」は別ということですね。

私たちは常に他人と比較して平均以上を求める傾向にあります。

それなのに、自ら行動して平均以上になろうと努力する人はごく少数(それ以外は不満や愚痴をこぼすばかり…)。

つまり、ベーシックインカムで最低限の生活が保障された場合、それに甘んじて働かなくなる人達と、高みを目指してチャレンジする人達がでてきます。

それにより、お金を稼ぐ人とそうではない人との収入格差は極めて大きく広がっていくことが予想されます。

なるほど。労働意欲がない人は働かずに最低限の生活を維持できて、労働意欲のある人がより豊かな生活をおくることができるわけですね。

労働意欲の有無が直接的な収入格差として顕著に現れる社会において、残念ながら日本人の心が豊になれるとは考えられません。。

ちなみに、現在の格差社会における貧困層は、日々の暮らしを送るので精一杯もしくは生活保護に頼らなくては生きていけない状況にまで陥っているのが現状ですが、ベーシックインカムによって加速する格差社会はすべての国民の最低限の生活は保障されている、という点が現状の格差社会とは異なるポイントです。

こうした状況になった時、まさに「隣の芝生は青く見える」ことは避けられませんね。

実際に隣の芝生は青いのでしょうけど。

そこに生じた格差からは何が生まれるのでしょうか。

それは、さらなる“嫉妬”“妬み”というネガティブな感情かもしれません。

他人と比べて不公平だの文句を言う人ってどこの職場にもいるもんね。がんばった人が成功するのを妬んで不満を漏らす人がでてくるのが想像できるな…。

ベーシックインカムの導入は資本主義社会の崩壊を意味する!?

ベーシックインカムは日本だけでなく、世界的にも既存の社会保障制度に代わる新たな社会保障制度として議論されていることは先にお伝えした通りです。

規模の大小はありますが、すでに10ヵ国以上でベーシックインカムを実験的に導入している国や地域があります。

日本でも、2009年に行われた定額給付金制度、さらに2010年から始まった子ども手当、そして2020年の特別給付金は、このベーシックインカムの思考に基づく社会保障制度であったとも捉えられます。

では、なぜ今になってベーシックインカムの議論が盛んに行われているのでしょうか。

その背景には、現在の先進国の豊かさを創造してきた資本主義制度が徐々に崩壊し始めているという懸念が露骨に現れ始めているからではないでしょうか。

世界的に見ても格差社会の広がりは深刻な問題であり、日本においては長引く不況により労働者の生活はなかなか豊かになっていません。

一般的に、経済が成長し景気が良くなれば、それに伴い労働者の個人所得が増え、消費が増加することにより起業利益が上がり、再び労働者へ還元されるといった好循環がめぐることによって、我々国民が豊かな生活を送ることができます。

しかし、長引く不況不安により経済が成長し起業利益が上がっても、その恩恵が労働者へ還元されることなく、富は会社や経営者に溜まる一方となり、これにより現在の格差社会が築き上げられました。

つまり、本来あるべき資本主義のシステムが機能しなくなってきたことにより、現在の格差社会が築き上げられてしまったと考えられます。

現代社会にベーシックインカムが必要となる理由

ベーシックインカムが資本主義社会の崩壊かわ私たち国民を救う我々の生活をより便利で豊かにすると考えられるAI技術革命。

その一方で、既存の仕事がAIに置き換えられることにより雇用の縮小は避けられず、それにより生じる失業率の増加が今後社会問題となる事は避けられない事実です。

つまり、私たちの目の前の課題は、現在の雇用が維持できなくなる前に1人ひとりの生活を保障する解決策を見出すことであり、その一つがベーシックインカムによる最低限の生活保障と考えられます。

また、失業率増加の懸念がAI技術の社会進出における大きな足枷となっている側面もあることから、ベーシックインカムとAIは共存関係を維持は必須でしょう。

さて、ベーシックインカムは資本主義社会の崩壊から私たち国民を救うための政策として有効な社会保障制度ではあるものの、現状でそれが実現していない背景にはデメリットもあるからでしょう。

次に、ベーシックインカムがもたらすメリットとデメリットについても考えていきたいと思います。

ベーシックインカムのメリット

  • 行政コストの削減
    → ベーシックインカムは無条件に定額給付する社会保障制度であるため、給付のための審査がなく手続きを簡略化できる。
    → 年金や雇用保険などの社会保障を審査・管理する役所が必要なくなり、公務員の人件費削減することができる。
  • 自由な働き方を選択できる
    → ベーシックインカムにより最低限の生活が確保できるため、労働意欲のあるものだけが働く選択をすることができる。
    → 起業する意欲の強い人が失敗を恐れずにチャレンジし易い世の中になる。
  • 労働環境の改善
    → 生活のための労働が必要なることで、ブラック起業での労働を余儀なくされていた人達が解放される結果、起業側は雇用の獲得点維持のためにクリーンな労働環境の整備が必要不可欠になる。
  • 少子化対策
    → ベーシックインカムは年齢を問わず全国民を対象に低額給付されるため、子供の多い世帯であればトータルの給付額が大きくなるため、子供を作りやすく育てやすい環境になる。

現状、公務員として役所で働く人たちにとってはベーシックインカム導入は歓迎できるものではないかもしれません。。

しかし、役所に勤める公務員の不必要となる職を守る以上に、一般市民の労働環境が改善されることがより重要な課題であることは間違いないでしょう。

さらに、もはや手遅れとも言っていい少子化対策にも有効な政策となることは間違いありません。

ベーシックインカムのデメリット

  • 労働意欲の低下
    → 働かなくても最低限の生活が保障されているのであれば「働かない」という選択をする人が多くなり、引きこもり・ニートの社会進出の妨げになることが懸念される。
  • 財源確保
    → 既存の社会保障制度の廃止 or 抜本的な構造改革が必要になる。
    → 消費税の増税、所得税の増税、さらには医療費の自己負担額の増額は避けられない。

財源の確保については、既存の社会保障制度の見直し及び増税は避けられないことになると思われます。

例えば、ベーシックインカムの給付額が7万円だった場合に必要となる金額は100兆円という試算もあり、その財源確保のためには既存社会保障制度の見直しと現行の所得税を20%増税することで確保できるという結果がシミュレーションされています。

ベーシックインカムの導入はこうした各種増税とトレードオフとなることは避けられないため、賛否を分ける可能性も出てきそうです。

格差社会の拡大と競争社会の激化

先程の所得税への課税について考えてみましょう。

ベーシックインカムは定額給付金なのでそれ自身は課税対象外になると考えられます。

一方で、労働による収入は課税対象となり、今以上に税金として徴収されるでしょう。

働いた分だけ税金で持っていかれるなら、ベーシックインカムで生活は保障されるわけだし、いっそのこと働かない方が効率よくない??
考え方によってはおっしゃる通りかもしれません。しかし、ベーシックインカムが実現された社会では”働く”という捉え方が根本的に変わることが予想されます。
つまり、どういうこと??

現在の社会では、働かなければ生活を維持することができません(生活保護を除く)。

つまり、現代社社会は多くの人にとって生活のための労働を余儀なくされている社会であることは事実です。

それも低賃金の長時間労働という環境の元で…。

一方、ベーシックインカムが実現された社会では、最低限の生活は保障されるため、働くか否かを選択する自由があります。

つまり、生活のための労働という概念がなるなることを意味しています。

そのため、”働く”ということが「喜び」や「スキルアップ」さらには「社会との繋がり」というポジティブな捉え方に変わる社会をベーシックインカムがもたらすと考えられます。

働く概念が変わる社会

ベーシックインカムによって“働く”という行為が自身の幸福に結びつく社会を創造する。

きっと「働かざる者食うべからず」という言葉は死語になりますね。

それと同時に、格差社会は必然的に広がっていくことは避けられないでしょう。

しかしそれも本人の自由であり、自身の人生をどの様に舵をきるかを選択できる権利でもあります。

そういう風に割り切れないのが日本人…。高みを目指してチャレンジした人たちに対する身勝手な嫉妬や妬みがでてきそう。

ベーシックインカムにより生活が保障され、働くか否かを自由に選択できるということは、誰もが高みを目指して挑戦しやすい社会になるでしょう。

例えば、起業を志す人が増えると必然的に競争が激化します。

もしもその競争に敗れたとしても、生活は保障されていますのですぐに再スタートできる社会となり、ますます競争が激化し、活気あふれる社会になることが期待されますね。

これにより、かつての日本の高度成長期のような活気にが日本全体に満ち溢れれば、再び世界のトップに肩を並べる日本に成長できるかもしれません。

まとめ

日本が抱える社会問題は様々です。

少子化問題、若者の貧困問題、人口減少、自殺、年金制度などなど。

こうした問題はごく一部の問題かもしれません。

しかし、これらの問題の背景 or 根底にあるのは共通して“お金の問題”です。

手取り給料は低いうえに物価は高く、さらに理解できない増税に苦しみ、日々生活するだけで必死な状況の人々が悲鳴をあげている、それが現在の日本です。

ベーシックインカムが注目され始めた背景には、本来あるべき姿として機能しなくなった資本主義社会、それにより支えられてきた社会保障制度が構造的に崩壊し始めていることを示唆しているのではないでしょうか。

もし、財源的に実現可能であれば、すぐにでも導入して欲しいというのが国民の大多数であると思います(特に若者世代において)。

そのためには、逃げ切り世代(ご老人たち)の作る社会システムの抜本的な構造改革が必要になり、それが唯一の課題となっているかもしれません。

ベーシックインカムが実現された未来
  • 私たちは生活のための労働から解放される。
  • ブラック企業が根絶しクリーンな労働環境が実現される。
  • “働く”ことが個人の幸福につながる社会。
  • 個人の競争が激化し、活気あふれる社会になる。
  • 最低限の生活は保障されたうえで、富の格差社会は広がる。

もしも、政治的な構造改革が実現し、財源確保のための増税が政策として掲げられたなら、あなたはそれを受け入れてベーシックインカム導入を支持できますか??

例えば、消費税20%とベーシックインカムがトレードオフになった場合、それを受け入れる覚悟がありますか??

私の答えは、YES. です。

おすすめ記事

≫ アコムの借金返済できてる?? 金利18%で借金する日本人がやばい