借金事情

【体験談】銀行融資の借金を返済できない時にすべきことは1つだけ【リスケジュール】

【体験談】銀行融資の借金を返済できない時にすべきことは1つだけ【リスケジュール】

個人事業者の方で、営業所を閉店(倒産)しなければならない状況に陥りそうな方に読んでいただきたい内容です。

テナントを借りて営業する飲食店などでは、閉店(退去)する3~6ヵ月前にテナントの家主への事前通達が必要になるのが一般的であり、さらにはテナントの原状復帰も義務付けられているケースがほとんどです。

つまり、売上の低迷/業績悪化により閉店を止むを得ないと判断した時点から、実際に閉店できるのは3~6ヵ月後になってしまいます。

もちろんこの間の家賃は発生します。

その間の人件費、光熱費、食材費を出してでも厳しい営業を続けるか、もしくは空家賃分を支払ってすぐに退去するかは非常に難しい判断になります。

テナントにもよりますが、3~6ヵ月分の家賃と原状復帰費用を見積もっても300万円ほど必要になる可能性があります(場合によってはそれ以上)。

飲食店の場合はお店を閉店するだけで数百万円の費用が必要になる!!

この退去費用を捻出できないために、止むを得なく営業を続けて火に油を注ぐような自転車操業を続けているケースも少なくありません。

なんとか資金を集めてお店を退去できても、開店時の事業資金として借入した借金の返済が残るケースがほとんどでしょう。

この借金を返済できずに自己破産する人も多くいらっしゃいます。

自己破産が悪いというワケではありませんが、再び事業を立ち上げることを考えると新規の借入ができなくなるため、今度の挑戦の幅が狭くなってしまいます。

自分で起業するなんでもうコリゴリだ…雇われた方がよっぽどマシだ。

と思うのであれば、自己破産を選択しても良いと思いますが、再起を目指すのであれば自己破産は避けたいものです。

とは言うものの、現状では収入源も確保できずに毎月の返済も困難な状況に陥っているというケースも少なくはないはず。

事業経験者であれば、こうした状況を経験したことがある方もいるかもしれません。

そうした時にまずやるべきことは、返済をストップすることです。

ちなみに、私はこうした状況を経験しており、現在約1,000万円の事業性借金を抱えています(大学/&大学院の奨学金を合わせれば1,800万円になります…)。

【リスケジュール】銀行融資の借金を返済できない時にすべきことは1つだけ

結論から言うと、すぐにでもリスケをして毎月の返済をストップ(猶予)してもらいましょう。

「そんなことできるの?」と思う方も多いと思いますが、もちろんできます。

むしろ、銀行側は債務者のリスケの申し出を受け入れざるを得ません。

リスケとは、リスケジュールの略で返済計画の見直しを図ることです。

例えば銀行から借入する際に、返済計画についてもお話していますよね?

猶予期間はどれくらいで、いついつから毎月○○円の返済になります、っていう返済スケジュールがあると思いますが、それをリスケジュールするということです。

一般的な認識として、お金を貸していただいているんだから銀行が提示する通りに返済しなくちゃいけない、と思ってしまうのは当然です。

しかし、銀行融資の場合、銀行側もビジネスとしてお金を貸しており、事業者に融資することによって発生する利息を利益として受け取っています。

もし仮に、債務者に無理な返済計画を要求すると、債務者は破産する可能性がでてくるため、そうなれば利息どころか元本すら回収できなくなるため、銀行としては負債を背負うことになります。

つまり、双方にとってメリットがないというワケです。

では、リスケをするとどうなるでしょう。

もしろん借金がなくなるわけではありませんが、返済額を無理のない程度で調整してもらうことが可能になります。

返済金額を調整ってことはこちらの希望を聞いてもらえるってことなんですか?
そういうこと♪

そうなんです。

返済金額を決めるのは銀行側だと思っている方が多いのですが、リスケを申し出たということは返済が苦しい状況にあるということであり、いくら銀行側が返済額を提示したところで返すことができなければ意味がありません。

つまり、「ない袖は振れない」ということ。

そのため、元本据え置きの利息払いのみというリスケも可能になります。

ただし、1つだけ注意が必要です。

「閉店」ではなく、あくまで事業は今後も継続することを前提とした「移転」という形でリスケの相談をしましょう。

一般的に、開業融資は事業のため融資となるため、その事業がなくなった場合(廃業)は一括返済が求められるケースがあります。

公庫からの融資はまさにこれに該当します(といっても再びリスケする方向で相談できるようですので、「表向きは」ということかもしれません)。

そのため、リスケを申し出る場合は、閉店(撤退)ではなく移転する方針で事業を存続させるという相談の仕方がベターです。

もしろん、資金もなく現状ですぐに移転などできる状況ではなくても、「家賃の安いテナントで固定費を抑えて営業したい」などの理由を付けた方がリスケの調整がスムーズになるかもしれません。

閉店、つまり廃業と言えば「この先どうするの?」「収入は?」「リスケしたところで返せるの?」となっちゃいますので…。

先にも申し上げましたが、リスケは借金がなくなるわけではなく、あくまで一定期間返済を猶予してもらいにすぎません。

その猶予期間中に今度の立て直しを図れるように心身を整えて準備しましょうということです。

見方によれば「一時しのぎに過ぎない」と思いますが、自己破産をせずに再起するためにはその「一時しのぎですら必要」になります。

返済ができな時のリスケの申し出は債務者から行う

例えば、事業資金が底をつき首が回らない状況になっても毎月の返済日はやってきますよね。

しかし、現金がなければ返済できるわけもなく、返済日をすでき延滞してでもなんとかお金を調達して遅れながらに返済してく状況が続いたとします。

当然ながら銀行や公庫からは連絡がきます。

銀行員
銀行員
返済が遅れていますけどいつまでにお振込みできますか?

という具合に。

毎月の返済が遅れている状況であった場合、経営が厳しくなっていることは容易に想像つくと思いますが、そんなことお構いなしに催促の電話が鳴り響きます。

経験者ならわかると思いますが、この状況はめちゃめちゃきついです。

私はこの状況が半年ほど続き、精神的にもかなり疲れ果てました(むしろ鬱状態におちいっていたと思います)。

~余談~

当時は銀行と公庫の毎月の返済以外にも、クレジットカードの延滞と銀行系カードローンの返済があり、日々どこかしらからから返済振込の催促の電話がなる状況が続きました。

そのため、電話が鳴るという現象がトラウマとなり、今でも電話に出ることができません。。

さて、話を戻すと、いくらこちらが返済が苦しい状況に陥っても、銀行も公庫もその他も返済催促の手を緩めてはくれません。

しかしこちらから例えば銀行側へリスケの相談をすると状況は一変します。

私の場合、すぐに返済計画の見直しをしていただき、1年間の元本据え置きの調整がなされました。

おそらくですが「銀行や公庫の方では債務者からの申し出がない限りリスケの提案はしない」というマニュアルがあるのではないでしょうか。

リスケの相談を待ってましたと言わんばかりのスピードで当月からの返済を猶予する手続きをしてくださいました。

本当にありがとう…。

公庫と銀行からそれぞれ融資を受けている場合

私は公庫から650万円、銀行から200万円の融資を受けていました。

この場合どうなると思いますか?

結果として、銀行の担当者にリスケの相談をしたところ、その担当者が公庫に連絡を入れてそれぞれの返済金額を調整してくれました。

マジで助かりました!! 銀行さんありがとう!!

それぞれの担当者にもよると思いますが、公庫の担当者の方が返済に関して厳しい態度をとってきている状況でしたので、銀行さんの方から公庫へ調整をかけていただけて精神的にも本当に助かりました。

リスケした結果に影響しているのか、単なる偶然かはわかりませんが、公庫の担当者が変わりました。

わざわざお店にまで足を運んでいただき、現在の経営状況や今後の改善策など親身にお話を聞いていただくことができました。

うーん、、担当者によってこんなにも対応の仕方が変わることに正直驚きました。

現在では、返済相談の窓口が銀行(担当者)になり、もし再び返済額の変更希望などがあれば公庫と調整してくれる状況になっています。

債務者としては、両方にリスケを申請し調整を図る必要がないため本当に銀行員さんには感謝しています。

最後に:銀行融資の借金を返済できない時はすぐにリスケを申し出ましょう

お金に困ると精神的にも追い詰められて、周りがみんな敵に思えてくるような精神状態に陥ることがあるかもしれません。(←私自身がそうでした)

特に、銀行や公庫からの返済の催促などは精神的にもダメージが大きく、無意識のうちに「自分を苦しめる存在、いや根源!」とまで思ってしまい、敵として意識してしまいがちになります。(←私自身がそうでした)

しかし、それは大きな間違いだということに気付いてください。

彼らは私やあなたの事業を応援してくれる1人なのです。(←私はそう気付きました)

仕事上、毎月の返済が遅れると催促せざるを得ない状況になってしまいますが、本当はこちらの苦労も理解しており、なんとか助けたいと思っているに違いありません。

もしも資金繰りに苦しく、毎月の返済で首が回らない状況に陥っているのであれば、変なプライドを捨てて、担当者の方にリスケジュールの相談をしてみてはいかがでしょうか?

無理に自転車操業を繰り返して毎月の返済が遅れるよりも、そうなる前に相談してみる方がきっと印象も良いかと思います。

銀行や公庫の方々は敵ではありませんよ。

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