- 奨学金借入総額は12,504,000円(+利息)
- 現在(2020年)の返済残高は800万円くらい
- 毎月の返済残高は約5万5千円(現在は返済猶予中)
私の誰にも打ち明けてられない奨学金事情です(嫁にいけません..)。
「さすがにこれはやばいだろ…」って思ったあなた、その通り。
私ってやばいんです。。
ただし、研究者を目指し、大学院博士課程まで進学することを考えれば、これくらいの金額になってしまいます。
※国の補助がないのがおかしいと思うほどです。
以下が私の奨学金借入内訳になります。
学部生・第2種 | 4,800,000円(+利息) |
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大学院修士・第1種 | 1,200,000円 |
大学院修士・第2種 | 2,112,000円(+利息) |
大学院博士・第1種 | 4,392,000円 |
借入総額 | 12,504,000円(+利息) |
そしてこちらが、その証拠となる貸与通知書(計4枚)です(恥ずかしいので個人情報は伏せさせていただいております)。
現在は猶予申請をしており、返済をストップしている状況です。
≫【奨学金は借金】月額55,764円の返済できず猶予申請した結果
奨学金の猶予期間は最長10年までであり、私は今年で3年目となります。
奨学金の良いところは、返済を猶予(ストップ)したり、月々の返済金額を減額することができるところです。
もしろん、収入に応じた審査は必要になりますが、奨学金の返済により家計に負担が重くのしかかる状況であれば、申請すれば希望が通るはずです。
奨学金の返済で悩まない日はありません…。
「卒業後は奨学金返済のために働き続ている…」という状況の人もいるのではないでしょうか。
奨学金返済のために仕事をするだけの生活に消耗し続ける日々。
「大学なんて行かなければよかった…」って思ったことは1度や2度ではないはず。
奨学金について悩み続けると、その悩みの根本的な原因がもしかしたら借金とは別のところにあるように感じてきました。
その想いを奨学金で苦しむ方と共有できればと思います。
【若者の貧困】奨学金返済は社会の負担あり当事者の私達だけの問題ではない
「月々の奨学金の返済が厳しい…」っというネット上に転がるニュースやコメントは他人事ではなく感じています。
現代では若者の貧困問題が社会問題として深刻化しており、それは少子化問題に繋がってきていますね。
その若者の貧困の要因の一つに奨学金があるのは間違いありません。
なにをどう間違えばこんな社会ができあがっちゃうの!?
新卒後、10年働いたとして給料はいくらになるんだ!?
日本で普通に一人暮らしで生計を立てると月々の生活費で20~25万円は必要になります。
これが私たちの現状です。
奨学金に悩むのも当然ですよね。
現在の日本社会では、奨学金を借りることで大学への進学が可能になる反面、社会に出れば返済に苦しむ将来を避けることができないのです。
- 奨学金の借入額が大きすぎる:大学の学費が高すぎるために避けられない
- 就職後に得られる給料が低すぎる:20代の給料は200~300万円
- 日本の生活コストが高すぎる:一人暮らしで生計を立てるには年間240~300万円が必要
⇒ 給料を生活費に充てるだけで精一杯で奨学金の返済の余裕などない…。
「奨学金など借りなければいいではないのか」という意見もあると思いますが、そうすると多くの高校生が経済的な理由で大学進学が困難になります。
日本はこれでも学歴社会であり、企業は「大卒」という肩書を優先する社会です。
「高卒」か「大卒か」で職業選択の幅も生涯年収すらも大きく差が開く現代社会の中では、やはり大学進学が将来のためには重要な経歴になります。
もちろん「高卒」はダメだ、というわけではなりませんが、統計的に見て「大卒」である方が豊かになれる社会であることは間違いないのです。
それなのに「大卒」という経歴と引き代わりに、奨学金という借金を背負わざるいけない状況に私たちは遭遇しました。
まさに不条理とも言うべき人生の展開に、私たちは悩み苦しんでいる最中なのです。
奨学金で困窮するのは自己責任!?
“自己破産” “奨学金破産の連鎖が招く一家破産” そしてこうした問題を解決すべく近年話題にもなっている“奨学金徳政令” そして2020年から本格導入される”給付型奨学金”。
なぜ、今になってこうした話題が社会問題として問いだたされているのでしょうか。
奨学金で苦しむ私たちは、なぜ苦しんでいるのでしょうか…。
奨学金制度は今に始まったものではありません。
それにも関わらず、10数年前までは今ほど奨学金の問題が世間で取り上げられることがなかったのは、現在よりも日本社会が豊かであり、かつ大学の学費が低かったために奨学金が大きく負担になる状況ではなかったことが考えられます。
以下のグラフを見てください。
厚生省労働省が平成31年3月29日付けで報告された「平成30年賃金構造基本統計調査の概要」から抜粋したグラフです。
このグラフでわかる通り、日本人の取得給与は平成10年(1998年)から横ばいとなっていることが確認できます。
それにも関わらず、大学の授業料は年々増加の一途をたどるばかりです。
なお、厚生省労働省の報告によれば、日本人の平均年収は約400万円であり、そこに達した平均年齢は42.9歳、勤続年数は12.4年です。
つまり、40歳を超えて年収が400万円に達する見込みであるため、20~30代は当然それ以下の給料を得ていることになります。
誰がこんな社会を望んだのでしょうか。
どうしてこのようなことになってしまったのでしょうか。
こうした社会背景を踏まえてもなお、奨学金の借入は自己責任とされ続けてもいいのでしょうか。
「借りたものは返せ」という意見があることも承知しておりますし、さらにそれは正論だとも思いますが、奨学金制度に関して言及すると、その責任はあなただけのものではないということをまずは理解しましょう。

こうした社会背景を考慮すれば、奨学金の問題はあなただけの問題ではなく、現代の日本社会全体の問題であると言わざるを得ません。
それを理解できれば、奨学金の返済に苦しむ気持ちも少しは和らぐのではないでしょうか。
私の言葉だけでは足りないかもしれませんね。
奨学金制度の根本的問題点を突く山本太郎さんの演説を聞き、あなたの抱える問題はあなただけの責任ではないということを理解してください。
奨学金返済が苦しいなら悩まず猶予申請すべき
私は現在(2020年)、約800万円の返済残高がある状況で猶予申請をしています。
奨学金の良いところは、返済を猶予(ストップ)したり、月々の返済金額を減額することができるところです。
もしろん、収入に応じた審査は必要になりますが、奨学金の返済により家計に負担が重くのしかかる状況であれば、申請すれば希望が通るはずです。
もしも、月々の返済が滞り、催促のハガキや電話におびえる状況になっているのであれば、今すぐ返還猶予申請してください!!
返還申請書類は以下のページからダウンロードできます。
申請書と言っても5分あれば書ける内容なので難しいことはまったくありません。
免許書とマイナンバーカードのコピーを張り付けて郵便局にもっていってください。
それだけです。
そして、日々の生活を少し見直してみましょう。
例えば、
- 生活コストを下げる(引っ越す or 実家に戻る)
- スキルを身に着けて、収入の高い職場へ転職する
- 2年くらいフリーターでバイトを掛け持ちして200-300万円をストックする
などなど。。
先に書いた通り、奨学金の猶予期間は最長10年です。
迷ってないで、まず行動を!!
一緒にがんばりましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
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