ブラックリスト情報を管理している指定信用情報機関(JICC)は、1077.2万人もの人々が52.7万円(1人当たり)の借金残高が消費者金融にあるというデータを公表しています(2020年4月末時点)。

1,000万人って多いの??少ないの??と思うかもしれませんね。
この情報をわかりやすく言い換えると、日本人の約7.5人に1人が消費者金融に50万円以上の借金を抱えていることになります。
なお、このデータには住宅ローンやマイカーローン、奨学金などは含まれおらず、アコムやアイフルといった一般的に高金利でお金を貸出す消費者金融の利用者のみのデータになります。
つまり、消費者金融から以外の借金を含めて考えれば、ほとんどの人が何かしらの借金をしていることになるでしょう。
その中でも多いのが『奨学金』です。
ここで、恐ろしいく心配になことがあります。
タイトルにもある通り『奨学金』の返済を『カードローン』などの別の借入によって建替えている人がでてくることです。
特に、社会人2-3年目でこうした状況に陥る人が多いでしょう。
- 大学卒業後の10ヶ月目から奨学金の返済が開始される。
- 勤務先、固定収入があることにより、カードローン等の借入が容易になる。
- クレジットカードの利用限度額を引き上げやすい。
こうした事情が重なり、社会人2-3年目、年齢で言えば20代中盤の時期に多重債務を抱えやすいと考えられます。
気付いたころには多額の借金を抱えてしまい返済が困難な状況に陥ってしまっている…なんてことも珍しくないでしょう。。
もしあなたが、それに気付き始めたのであれば、早急に対処してください。
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奨学金の返済をカードローンで建替えているなら【債務整理】した方がいい!!
奨学金の貸与利率は平成25年(2013年))以降には年利1%を切っており、その後も徐々に低くなり続け、現在では0.1%台にまで下がっています(利率固定方式の場合)。
ちなみに、利率見直し方式では0.003%の利率になっており、もはやゼロ金利とも言える状況です。
- 参考ページ:平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率
私が大学生だった10数年ほど前は年率2%程度だったため、現在では第2種といえども無利息貸与と言うべき状況かもしれませんね。
しかし、一方で消費者金融が取り扱うカードローンの一般的な金利は15%~18%と非常に高金利です。
もし、毎月の奨学金の返済をカードローンで建替えているとすれば、年率15%~18%で奨学金を借入していたと同じ状況になってしまいます。
仮に、20万円を年率15%の金利で借り入れすると、、

⇒ 毎月の返済額:18,0521円、そして返済総額:216,612円
つまり、金利による利息が16,612円発生します。
「1年間借りてたったそれだけ?全然余裕じゃん。」っと思った方は金利の恐ろしさ、さらにはカードローンの仕組みを理解していないと思ってください。
- 友達も多く付き合いによる出費が多い。
- 何にいくら使っているのか毎月の支出額を把握していない。
- クレジットカードのリボ払いを利用している。
先ほど述べた通り、これは新卒で固定給を得始めたことにより、借金をし易い状況になったことで陥る“社会の落とし穴”です。
さらにクレジットカードのリボ払いにより支出に対する金銭感覚がマヒしてしまっている状況にあれば“ある種の精神病”にかかっているとも言うべき事態であり“早急に治療が必要”です。
クレジットカードのリボ払いは、利用した金額に高い金利がかけられるため、直接現金を手にすることがなく、借金をしている感覚にならないという問題があります。
そのため、知らず知らずのうちに借金が利息とともに増えている…ということも珍しくありません。
さらに、リボ払いは現金化するわけではないため、奨学金などの毎月の返済にあてることができません(一応、キャッシングという方法がありますが、それをしていたらもう最悪な状況です…)。
そのため、身近にある消費者金融のカードローンを利用して手軽に現金を手にしてしまいます。
先ほどの、20万円借りて発生する利息を見て、「全然余裕じゃん!! むしろお得!!」っと思った人はまさに金銭感覚が麻痺しているのと同じ状態なのです。
リボ払いの常習的に利用している人は、カードローンすらも日常的に利用し始めることになります。
さらに、カードローンは現金を直接手にすることができるため中毒性が高いのです…。
もしこうした状況に心当たりがある方は、できるだけ早く現状から抜け出すことを強くお勧めします。というか、一刻も早く対処すべきです。
これが20代であればまだまだ大丈夫ですが、30代を超えてくると徐々にやり直しが蒸すかしくなってきます…。
まず、自分がどれだけの借金をしているのか、もともと借入した金額(元本)に対してどれだけの利息が発生しているかを把握してみてください。
という状況になっている方は、それが異常な状態であることを自覚してください。
もしこの状況から抜け出すことができなければ、任意整理ですでに支払った利息分を借金残高に当てることで、実質的に借金を減らす方法を取るか、それでも借金の返済が無理な場合は自己破産という選択を早めに考えた方が将来的にあなたにとって良い選択だと思います。
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奨学金の返済が苦しいなら減額申請 or 猶予申請ができます

もしかしたら、あまり知られていない or 申請方法がわからないといった方も多いと思われますが、奨学金の返還猶予申請は非常に簡単です。
- 申請方法はこちら:日本学生支援機構・返還期限猶予
上のページにある「猶予願&チャックシート&マイナンバー提出書(PDF)」が申請書になっています。
一見すると、申請書を書くだけでとても大変そうに見えるほど、いろいろずっしり書かれている申請書ですが、記入例を見ながら書いていけば10分くらいで作成できる書類です。
申請書を作成するにあたり、特に難しいことなどありません!!
- 年間収入金額が300万円いかの方が申請対象。
- 1年毎に申請が必要(収入状況が改善されれば返済を開始する)。。
- 猶予申請は通算10年を超えることはできない。
なお、猶予期間中には利息の支払いが発生することも、延滞金が発生することもありません。
ちょっと今月は奨学金の返済ができない… という状況に陥ることがあれば、この制度を活用しましょう!
間違ってもカードローンなその他の借金で奨学金の返済を建替えてはいけません。
その理由はすでにお話している通り、カードローンなどは高い金利が発生してしまい、借金が借金を膨らませることになるからです!!
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