本記事では、こうした進路の悩みにお答えします。
まず、先に伝えておきたいことは『中途半端が一番良くない』ってこと。
二兎を追うものは一兎をも得ず
「大学院に進学したいけど院試に合格できるかわからないから就職活動もしておこう」なんて中途半端なことを考えているのであれば今すぐ辞めましょう。
- 大学院へ行きたいなら浪人してでも進学する覚悟。
- 就職したいなら就職浪人してでも納得いく就職先を見つける覚悟。
全力で挑んだ結果であれば、自分自身が一番納得できるし、結果はどうなろうとも一生懸命頑張ったことが今後の人生の中で自分の背中を押してくれます。
大切なことなので何度も言いますが、中途半端が一番良くない。
中途半端な生き方はその後の人生において“厄介な癖”になってしまうため、今すぐ辞めましょう。
- 【悲報】大学院進学か就職かで迷う大学生は無能です
- 大学院進学か就職かで迷っている大学生に知ってほしい進学の本当のリスク
- 10年後をイメージして生きろ!!未来を想像できれば選択肢は無限に見えてくる
大学3年生の終わりから4年生にかけての時期は今後の人生が大きく方向転換する重要な時期です。
そんな時期に進路に迷って中途半端なことをするのは良くないですね。
そもそも、大学院への進学と就職は全くの別ものであるのに、なぜこの2つの選択肢で悩むのでしょうか?? しかも、大学院卒業間際になって…。
- 大学院卒の肩書があれば就職に有利と思ってますか??
- 有名な企業に就職できれば安泰だなんて考えてますか??
もしこのように考えている大学生がいるとすれば、残念ながら無能と言わざるを得ません。
間違いなく現代社会の中で必要とされていない人材です。
目次
【悲報】大学院進学か就職かで迷う大学生は無能です

正直に言っちゃっていいですか??
大学院に進学したいけど、院試に受かるか不安だから保険として就活をするって気持ちは理解できます。
でも、その逆が理解できません。
そもそも、なぜ内定取れなかったら大学院へ行けると思っているんですか??
まぁ、実際行けちゃいますよ。3月の後期試験で。
でも、そんな中途半端な人がなぜ土壇場で大学院へ進学できるのか考えてみましょうよ。
勉強しなくても大学院へ進学できる理由
大学側は大学院への入学者数を増やしたい。
なぜ??
- 入学者数が増えれば、学費を徴収できる。
- 入学者数が多ければ文部科学省からの評価があがり、補助金が出やすくなる。
つまり、カモを集めたいんです。
これが大学院の不都合な真実です。
こう思ったあなたは、まさに大学側の都合の良いカモと化していますね。
就職活動で上手くいかず、大学院へ進学。
でも、大学院卒だと専門知識が身に付き、就職にも有利だから結果オーライ♪
まじで、これウソですから。。(笑)
ほとんどの学生が修士で卒業していきますが、“大学院修士卒に何のメリットも価値もありません”。これは断言できます。
ちょっと考えてみてください。。
大学院へ進学しても修士卒で就職する場合、実際に研究に費やせる時間はは1年程度しかありません。
たった1年で専門性が身に付くと本気で思っていますか??
たった1年学生期間が伸びただけで就職に有利になると本気で考えているんですか??
マジであり得ませんよ。
もし、修士卒ですごい人気の企業に就職できた人がいれば、それは院卒だからではなく“その人が優秀だから”という話です。
大学院に進学したら優秀になるとか、そんなマジックみたいなことは起きないですからね。
それを信じている or 期待している大学生は無能です、ただのカモです。。
具体例を実際に自分の目で確かめてみてください。
学内に大学院パンフレットがありますよね。そこには大学院生の生の言葉が書かれているはずです。
- 大学院で専門性が身に付きました!
- 研究を通して視野が広がり、自分の可能性が広がりました!
こんなキラキラしたことが書かれているかもしれませんが、これらはセールストークです。大学側が編集したカモを呼び寄せるための広告にすぎません。
私は大学院に進学しようとする大学生にマジで伝えたい。
修士で卒業する気なら大学院へは進学するな!!
就活失敗したら大学院へいけばいいさって思っているなら、マジでその考え方改めた方が良いですよ。
ちょっと世の中を見渡してみましょうよ。
「終身雇用制度の崩壊」「コロナ渦」「働き方改革」「副業」「リモートワーク」、まさに2020年は社会が大きく変わり始めている”過渡期”と呼べる時期にあることは間違いありません。
これからは個人の力が試される時代
これからの時代は個人の力が今まで以上に求められることは間違いありません。“長いものに巻かれろ”タイプの人は社会に必要とされませんよ。
それは今の世の中を見ても感じ取ることができますよね。
2020年は事実上のリストラ時代の幕開け
- ANAの大規模人員削減
→ 参考ページ:ANA 3500人削減へ グループで22年度までに… - 電通の40歳以上の個人事業主制度
→ 参考ページ:電通、社員230人を個人事業主に… - みずほ銀行の週休4日制導入
→ 参考ページ:みずほ銀行「週休4日制」が中高年社員たちに突き…
こうした時代のなかで「就活失敗すれば大学院へいけばいい」って、そんな中途半端な考え方・生き方で、これからの時代を生き抜けると思わない方がいい。
そんな安直で甘ったれた考えだから、カモにされることにも気付けないんですよ。
大学生に知ってほしい大学院進学の本当のリスク

そもそも大学院がどんなところか理解していますか??
もし、「大学院は学部の延長線上のよう場所」と考えているなら、それは大学院と言う場所をかなり誤解しています。
大学院進学の本当のリスク
- 大学院が何なのかを理解していない。
- 院卒は就職に有利と言う言葉を鵜呑みにしている
- 大学院では専門性が身に付くと誤解している。
上記3つを見て、「自分のことではない」と思ったあなたは、迷わず大学院へ進学しても大丈夫なはず!このページを閉じて院試の勉強をしてください。
しかし、「ん?」っと思った方は、ちょっとだけ続きをご覧ください。
大学院進学の本当のリスク①
大学院が何なのかを理解していない
まず始めに抑えておかなければならないこと。
大学院は『勉強』するところではく『研究』する場所です。研究者を目指すための研究機関です。
大学院は教育機関ではなく研究機関。
つまり、研究者になるつもりもなければ、大学院へ新進学する価値はゼロです。
ちょっと考えてみてください。
大学院だって、それと同じです。
研究者になるために進学し、研究者になるために努力しなければ、研究者にはなれません。
繰り返しになりますが、大学院は研究する場所であり、学生にとっては研究者になるための訓練所のような場所です。
それを誤解して、自分の都合のいいように大学院と言う場所を解釈することそがリスクであり、無能な学生が考えそうなことです。
大学院進学の本当のリスク②
院卒は就職に有利という言葉を鵜呑みにしている
大学院卒だから就職に有利になったという具体例があるのでしょうか??
例えば、大学4年生のころに就活して内定を取れなかった企業に、その後大学院へ進学して再チャレンジしたら就職できた!!とか。
ここもちょっと冷静に考えてみてください。
例えば「4年生で就活していたけど、内定取れずに大学院へ進学した」という大学院生がいたとします。
さて、あなたはこの学生についてどんなイメージを持ちますか??
- 就活もがんばってたのに大学院へ進学する準備もしていたのか、すごいな!!
- 結局、就職できなかったから大学院へ避難しただけでしょ??
私は間違いなく後者のイメージを持ちます。というかイメージではなく、事実ですよね。
ここだけを切り取って考えてみても、”なぜ大学院へ進学したら就職に有利”という発想ができるのか理解できないのでは、私だけでしょうか。
というか、自分自身が一番わかっていることですよね??
「自分は採用されるべき人材だ」って思っています?? 自分自身でこのように思えないなら大学院へ進学しようが何をしようが、就職に有利になるなんて奇跡は起きないでしょう。
だって、あなたでなくても優秀な学生はいくらでもいるんですから。。
大学院進学の本当のリスク③
大学院では専門性が身に付くと誤解している
よく言われることですが、これはウソです。
もし、「大学院で専門性が身に付きました」なんて言っている大学院生がいれば、その人は“研究というものが何なのかを理解していない”に等しいし、ぶっちゃけ、“無能な大学院生”と言って間違いありません。
研究って過去からの積み上げです。
厳しいことを言うと、修士学生期間の2年間(実質1年間)で身に付く専門性など、数日インターネットで情報収集すれば分かり得る知識程度のものですよ。
何度も言いますが、大学院は勉強するところではなく、研究する場所です。
研究とは人類が解決していない未知の減少を解き明かそうとする試み、もしくは、仮説はあるものの、事実検証がされていない or 不十分の問題に取り組む試みです。
それなのに、修士2年間(実質1年間)だけ研究室に所属していただけで専門性が身に付くなど、現実的にあり得ないことです。これが現実。
さて、ここまでは大学院を滑り止めの様な感じで考えていた無能大学生について、大学院の不都合な真実をお話していきました。
ここからは、積極的な理由で大学院進学を考えている人向けのお話です。
つまり、研究者を目指す人に向けたアドバイスです。
研究者を目指したいなら大学院へ進学しろ!!

そうはいっても… 研究者になりたいという気持ちはあっても、大学院博士課程になで進学する決心がつかない、研究者までの道のりが遠くて迷いを捨てきれない…っという学生もいますよね。
この気持ちはすごく分かります。私自身も研究者を目指してはいたものの、将来に対する不安はあったし、ちょろって就職活動をしてみた時期もありました。
けど、自分は就職したいわけじゃないってことにすぐに気付いて辞めました。(笑)
それは理解できても、実際問題として院試に受かるかそうかが一番の悩みだったりするかもしれませんね。だからこそ、保険をかけて就活をしてみたりしているのでしょう。
しかし、院試は保険をかけるほどリスクがあるものではありません。
例えば、高校3年生の頃を思い出してみてください。もし大学受験に失敗して浪人すると人生が終わってしまうってくらいの不安を抱いていませんでしたか??
でも、実際に大学に入学してみるとどうでしょう。浪人生も同級生にいるのが当たり前だし、そもそも「浪人生だから…」というような目線も不都合もまったくなかったはず。
大学院も一緒ですよ。
仮に院試に落ちたとしても、1年自由な時間が増えたと気楽に考えておけばいいんです。
だから、保険をかけて就活にあてる時間があるくらいなら、その時間をすべて院試のために使いましょう。そして全力でやり切りましょう。
想像できないリスクよりも、想像できる可能性について考えるべきです。
大学院へ進学するメリットを考えれば、院試の勉強もはかどることでしょう!!
大学院進学のメリット
- 世界最先端の現場を体験できる
- 視野が広がる
- 世界を飛び回れる
これらは元ポスドクの私自身の実体験に基づく意見なので、リクルートなどの大手サイトでは書くことができないリアルな内容です。
大学院進学のメリットとデメリットを以下の記事にまとめておりますので、参考にしてみてください。

※大学院進学希望者は要チェック!
まとめ:中途半端な選択肢は捨てた方が良い
繰り返しになりますが、中途半端な選択が一番良くないです。
- 大学院へ行きたいなら浪人してでも進学する覚悟。
- 就職したいなら就職浪人してでも納得いく就職先を見つける覚悟。
全力で挑んだ結果であれば、自分自身が一番納得できるし、結果はどうなろうとも一生懸命頑張ったことが今後の人生の中で自分の背中を押してくれます。
また、大学院の不都合な真実についてもお話ししましたね。
大学院は研究者になるための研究機関。そのため、研究者を目指さなければ、進学する価値はゼロです。
無能が大学生の特徴(ただのカモです)
- 大学院を就職できなかった時の保険として考えている大学生。
- 大学院に進学すれば専門性が身に付くし就職に有利という言葉を信じている大学生。
まず、大学院という場所がどういうところなのかをちゃんと理解すべき。それができなければ進学しても無意味だし、数百万円の学費と2年間の時間を無駄にするだけです。
ただし、大学院は研究機関であり、これまであなたが受けてきた高校や大学といった教育機関ではありません。
“自ら考え行動する積極性”が求められます。
講義を受ける、ゼミに参加する、指示通りの作業をこなす、といった受動的な姿勢では何も得るものはありません。
このことを忘れないでくださいね。