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【Are You Ready??】大学院進学前に聞きたかった5つのアドバイス

【Are You Ready??】大学院進学前に聞きたかった5つのアドバイス
大学院生ってもっと専門的なアカデミックなイメージだったけど、実際進学してみると全然そんなことはなく、学部の延長??でしかなかったな…。

特に修士課程では、このように思う大学院生は以外と多いです。

その原因は主に「本人の努力不足&認識不足」です。

大学院に進学すれば、頭が良くなるとでも思っていましたか?? もしくは、より高度が知識が技術が身に付くと思っていませんでしたか??

もしかして、大学院は学校だと思っていませんか??

大学院は学校ではなく研究機関です。

大学院では「自ら考え、行動する」姿勢が非常に大切です。

そもそもこうした能動的な姿勢がない人は大学院へ進学する準備ができていなかった学生でしょう。

大袈裟と思うかもしれませんが、大学院進学をあなたにとって価値のあるものにするためには、学部生の頃にしっかり準備しておく必要があります。

元ポスドクが伝えたい!!
→ 失敗しない大学院進学のための5つのアドバイス

 

学部の頃の様に講義を聞いて勉強するだけの受け身の姿勢のままでは、大学院では何の成果も得ることはできません(履歴書に院卒の経歴は書けてもそれに匹敵する能力はないはず…)。

厳しい言い方ですが、これが現実です。

 

簡単に私の自己紹介を。

☑ 学部4年+大学院5年で物理学博士号を取得
☑ 某大学の研究機関でPDとして勤務(5年任期)
☑ PDの給料は360万円(年収)

 

一応、これでも成績トップで大学院へ入学し、修士課程では国内学会3回、研究会2回、博士課程では国際研究会3回、国内学会2回、国内研究会3回、さらに査読付き論文1本といった実績がありました。

特に華々しい実績ではありませんが、比較的活発に研究活動していた方ではあると思いますので、是非とも参考にしてみてください。

失敗しない大学院進学のための5つのアドバイス

もし「大学院へ進学」or「就職」で迷っているのであれば、「大学院へ進学」することをおすすめします。

というより、「大学院へ進学」+「院在学中に起業」を強くおすすめします。

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ただし、学部4年生の時期に大学院進学のための準備をちゃんとしておかないと、進学後にまったく無意味な時間を過ごすことになってしまいます。

 

大学院進学者へのアドバイス

  1. 大学院は博士課程まで進学し学位を取得する事を前提とせよ
  2. 大学院生活が始まる前に学会・研究会への参加意思を指導教員に伝えよ
  3. 大学院生活が始まる前に学振への申請を希望する事を指導教員に伝えよ
  4. 日本学生支援機構の第一種奨学金を借入せよ
  5. 研究活動の傍ら収益性の期待できるスキルを身に着け、実行せよ

 

上記は、学部生のうちに大学院進学に向けて準備しておくべきことです。

ほとんどの学部生は大学院へ進学することしか考えていないため、大学院で何をするのか、何を習得し何を成し遂げたいのか、という具体的な目標を考えていません。

繰り返しになりますが、大学院は学校ではなく研究機関です。

「大学院は学部の延長線上」と考えているあなたは考え方を今すぐ改めなければ、大学院進学も、大学院に支払う学費、大学院生活を送る貴重な時間をすべて無駄します。

とは言うものの、大学院という環境を上手く使いこなすことで、あなた自身は飛躍的に成長することができますし、充実した大学院生活を送れるはずです。

さて、ここからは具体的な5つのアドバイスを掘り下げて解説しますので、是非参考にしてみてください。

 

大学院進学者へのアドバイス①
博士課程まで進学し学位を目指せ

博士課程での学位取得は大学院進学の大前提です。

大学院進学をあなたにとって価値のある経歴にしたいのであれば、博士課程への進学と学位取得を目的としてください。

そもそも、研究者を目指さずに大学院へ進学する理由などありません。

「専門性を身に着けたい」という言う理由で大学院へ進学する人の本音は「就職したくない、まだモラトリアムに浸っていたい」という”甘え”です。

修士課程で卒業するなら大学院生期間は2年間しかありません。さらに就職活動を考慮すれば、実質的に研究に使える時間は1年のみ。

1年で専門家になれるなら苦労はない。そもそも大学4年間は何して過ごしてきたんだと言いたい。

もしあなたが修士課程で卒業&就職を考えているのであれば、なんのために大学院へ進学するのかを考え直してみてください。

「大学院卒という肩書が欲しい」という学生もいると思いますが、それは単なる自己満にしかならず、まして博士課程で学位を取得した者からすれば滑稽な自尊心とも思えます。

とは言っても、博士課程への進学を悩む気持ちも理解できます。しかし、振り返ってみればデメリットなどほぼほぼありません。むしろメリットが大きすぎます。

 

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大学院進学者へのアドバイス②
学会・研究会への参加意思を指導教員に伝えよ

大学院生は学会・研究会へ積極的に参加することで、確実にキャリアアップします。

はっきり言って、修士課程の大学院生が学会・研究会に参加するのはややハードル高めですが、少し無理してでもそのハードルを越えていくだけの価値は十分にあります。

 

学会・研究会へ参加する意義

  • 研究実績になる。
  • 研究に対するモチベーションアップになる。
  • 他大学の研究者との人脈を作れる。

 

しかし、学会・研究会に参加するためには、ある一定上のレベルの研究成果を出す必要があります。
※卒業研究発表会レベルではまったくダメです。

学会での発表を修士課程の1つの目標と考えて、大学院進学前から指導教官に相談しておいてください。

ちなみに、学会・研究会へ参加するためには数か月くらいの準備期間が必要になるため、急に相談しても指導教官に対応してもらえないケースもあると思いますので、できるだけ早めに相談してくのが良いです。

繰り返しますが、大学院では自主性が重んじられるため、自ら積極的に行動していかなければ何も成果として得るものはありませんよ。

 

大学院進学者へのアドバイス③
学振への申請を希望する事を指導教員に伝えよ

学振とは日本学術振興会特別研究員と呼ばれる研究費補助の制度です。

知らない人は以下の募集要項をチェックしてみてください。

≫ 令和2年(2020年)の採用募集要項

一般的に博士課程の大学院生は、日本学術振興会特別研究員に採用されることを目指します。

その理由は、月額20万円+年間150万円以内の研究活動費を受給できることだけではなく、立派な研究実績として研究者としてのキャリアを築いていくためです。

ただし、誰でも簡単に特別研究員になれるわけではなく、修士課程のうちに少なくても査読付き論文を1本でしていることが条件となります。

これはかなりハードルが高いと思って良いでしょう。

そのためには、大学院進学前(学部4年生)から準備しておかんければ間に合わないため、できるだけ早い段階で指導教官に相談しておく必要があります。

なお、特別研究員になれば経済的な不安を抱えずに研究活動が行えるなかりか、研究キャリアを築く上で極めて優位なポジションとなることは間違いありません。

大学院博士課程中にDC1 or DC2に採用されなければ、研究者としてのキャリアはほぼ絶たれたと思って間違いありません。厳しいようですが、これが事実です。※いますぐ転職を考えましょう。

≫【博士の就職】と【ポスドクの転職】研究以外の選択肢があってもOKです

 

ちなみに、「博士に行くと就職できない」と噂されることがありますが、それはまったくのデタラメです。

文部科学省により報告されている「平成30年度学校基本調査」によれば、大学(学部)・修士・博士の就職率は以下の通りです。

平成30年度調査結果 就職率 就職(進学)していない率
大学(学部)卒業者 77.1% 8.6%
修士課程修了者  78.5% 10.8%
博士課程修了者 67.7% 24.4%

「博士に行くと就職できない」の真相は「大学(学部)卒に比べて」という意味であり、さらにはその差も10%しか変わりません。

既にご存知かもしれませんが、博士出身者やポスドクを対象にした就活サイトがあります。

 

大学院生の就職支援サイト

【アカリク転職エージェント】大学院生/ポスドクのための就職支援サイト:大学院での専攻や研究内容を考慮してあなたのアカデミックなキャリアに沿った就職案件を紹介する就職支援サービスです。

 

「大学院(博士課程)へ進学したことが原因で就職できない」ということはあり得ませんので大丈夫です。

 

大学院進学者へのアドバイス④
第一種奨学金を借り入れせよ

大学院で借り入れした第一種奨学金は全額もしくは半額免除になる可能性があります(以下ページを参照ください)。

≫【特に優れた業績による返還免除】

つまり、“大学院の学費分くらいは浮く”ということですので借りておかない理由はありません。

ちなみに、私も大学院博士課程で借入してた第一種奨学金の半額免除を受けることができました(金額にして、2,196,000円が免除されました)。

なお、この免除制度を知らずに卒業していった後輩や、教えてもらった時にはすでに申請期間が過ぎていたという後輩もいたので、あまり知られていない制度なのかもしれません。

もし、知らなかった人はこの情報を入手できただけでもラッキーですね!!

また、博士課程では「返還免除内定制度」という制度があります。詳しくは以下のページにまとめていますので、参考にしてみてください。

≫【修士必見】博士は第一種奨学金が返還免除される!?【知らないと損】

 

大学院進学者へのアドバイス⑤
収益性の期待できるスキルを身に着け実行せよ

これは賛否両論あるかもしれませんが、『働き方が多様化している時代の中で様々な可能性を考え、行動しておくことに損はない』という考えの元でのアドバイスです。

特に理系分野の方であれば、プログラミングスキルなどを身に着けやすい環境にいると思われます。

その<プログラミンスキルがどのように研究以外の分野に使えるのか、どのようにすれば大学院生でも収益化することができるのか、そうした情報は意識的にアンテナを張っておくよう心掛けてください。

理系分野にいる方の多くは、若手研究者としての大学院生という立場でありながら、フリーランスエンジニアとし活動することも可能です。

そうした研究活動をする上で見についたスキルを収益化していく方法を早い時期から確立しておくことをおすすめします。

 

フリーエンジニアが利用するサイト

 

フリーランスエンジニアとして、どのようなお仕事があるのかをチェックしてみると、具体的なイメージが湧きやすいと思います。

※登録しておくと自動的に案件が入ってくるので、登録しておいて損はありません。

ちなみに、私は研究活動を通して知り合ったエンジニアの方から、CADを使った3D設計と図面製作のお仕事をいただいておりました。

実は、PDの方で自身の研究に取り組みながら、個人でエンジニアとして副業している人は結構います。

上記サイトのような案件を受注する人もいれば、私のように研究活動の中で知り合った方に仕事をもらうケースも少なくありません。

大学院の5年間の研究活動の傍ら、隙間時間を見つけて少しずつでも自身のスキルを収益化する手段を確立させていくことも意識してみてください。

 

以上がこれから大学院進学を目指す大学生への元ポスドクからのアドバイスになります。

是非参考にしてもらえると幸いです。