こんな状況になっていませんか?
本記事は、国民健康保険を滞納し続けた私が実際に経験してきたことをお話します。
現在滞納中だったり、支払いが遅れてしまっている人、もしくは借金じゃないし病院に行かなければ払わなくていいじゃん!?って思っている人は読んで損なはいかと思います。
- 私の国民健康保険料の滞納額は『211,548円』
- 滞納した罰は保険証の失効だけではありません。
- 【分割納付承認書を発行】支払いが難しければ分割払いに切り替えられます。
結論から言うと、滞納はしない方が良い。
もし、本当にお金がなくて支払うことはできない場合、放置せずに区役所に「支払うことができません」と相談しに行った方が良いです。
「お金借りたわけじゃないのに支払わなくちゃいけないのは理不尽だ」って思いますよね。でも日本に産まれ、日本で生活している以上は避けれません。
基本的に、税金や保険料の滞納は借金と同じ扱いです。
滞納すると最大14.6%の延滞金が発生する高利貸しのようなもので、さらに自己破産しても消えることない借金です。
目次
私の国民健康保険料の滞納額は『211,548円』

「なんで滞納してるの?? バカじゃん」って思われるかもしれませんが、自営業の方で事業が軌道に乗らず上手くいかなければ、こうした状況に陥るの可能性は十分にあり得ると思います。。
日々の生活にさえ困窮し、事業で首が回らない状況に陥ってしまっている私が、21万ものお金なんて当然支払えるわけもありません…。
しかも、この時に滞納していたのは国民健康保険以外にも、クレジットカードの支払い、カードローンの支払い、公庫、銀行…とあり、優先順位を考えれば国民健康保険は一番最後という状況でした。
こう思うのは、わがわわで身勝手な考えなのでしょうか。
高齢者は暇を持て余して病院へ足を運び、必要ない受診に1割負担の支払いを済ませる。
その一方で、お金もなく病院へもいけない私は受診すら受けてもいないのに保険料を請求されるなんて…。
なんて世の中なんだ…。
滞納した罰は保険証の失効だけではありません
国民健康保険料を滞納するとどういったことが起きるのか。
もちろん、保険証は失効されますが、それだけではありません。
国民健康保険料を滞納したことで受ける罰
- 国民健康保険証の失効
- 延滞料の発生
- 銀行口座の差押え
日常生活に影響を及ぼすことでいうと、上記の3つ。
それでも滞納し続ける or 区役所からの連絡に応じない状況が続けば、財産差押えになる可能性もありますが、区役所に顔を出していれば、おそらく財産差押えまでにはならないだろうと思います(← あくまで私の実体験に基づく印象です)。
なお、区役所は相談に来た履歴をすべて保存していますので、同じ滞納であってもちゃんと相談に来ている人と、まったく来ない人とでは対応の仕方が変わっているのかもしれません。
国民健康保険滞納すると延滞料が発生する
国民健康保険証が使えなくなるのはともかく、そもそもお金がなくて滞納が続いている状況なのに、延滞料まで徴収するって、、ひどい話ですよね。。
なお、税金や国民健康保険料など、国に治める必要がある借金は、自己破産しても免責になりません。つまり、自己破産しても返済義務は残ります。
で、具体的な延滞料は以下の通り。
延滞金 = 滞納額×利率÷365×滞納日数
なお、利率は各自治体によって異なり、最大で14.6%の利率が適応されます。
これってカードローンの金利とほとんど同じです…。
銀行口座が差押えされるとどうなる?
安心?してください。
滞納したからといって、すぐに銀行口座が差し押さえられることはありません。
何度かの警告通知が郵送で届き(3回くらい??)、指定された期日までに役所に言って相談すれば、なにかしらの解決策(分割払いなど)を講じてくれますので、財産差押えにはなりません。
しかし、警告通知を無視して役所にも行かなければ、罰は下ります。 実際に財産差押による口座凍結を受けると、すぐに銀行から電話が入ります。
実際に口座凍結すると、通帳に「差押」と明記されます。。

差押えって”半沢直樹”とかのドラマの話であって、一般人には縁がないことだと思っていましたので、まさか自分がそのような事態になるなんて…びっくりです。(笑)
でも、特に焦る必要はありません。
すぐに区役所に電話をして、事情(支払いが難しい理由)を説明したところ、○○日に区役所に来て返済について相談する約束をすれば、その日のうちに差押は解除されます。

ご丁寧に通帳に「差押解除」と明記されます。
【分割納付承認書を発行】支払いが難しければ分割払いに切り替えられる
度重なる催促状、財産差押予告状には慣れっこですが、事業で利用している銀行口座を凍結されては困ったことになります。
今回は財産差押えを免れるために、役所にいって分割納付の相談をさせていただきました。
その結果、「分割納付承認書」というものを発行してもらいました。

滞納額の総額は『211,548円』です。
毎月1万円の返済をする約束をしてもらえました。
ちなみに、上記の滞納額には延滞料は含まれていません。延滞料は滞納額をすべて納付できた後に、自動計算されて改めて請求されます…。
